子どもたち生まれて初めのスキーを、長野県小県郡長和町にある、「ブランシュたかやまスキースクール」で体験してきました。
子ども2人に付きコーチが1人ついてくれる、「ペアレッスン」を半日コースで申し込み、2時間体験。
基本的なスキーブーツの履き方から、安全な滑り方の指導までを体験し、高学年の娘はボーゲンで少し曲がれるところまで、
低学年の息子は、ボーゲンで斜めにゆっくり滑って止まる所までできるようになりました。
安全に、そして怪我を回避できるようなスキーの楽しみ方を教えていただいたという面で、レッスンを受けてとても良かったと感じています。
今回は、初めてのスキースクールで、どの位滑れるようになったか、どんなレッスン内容だったかなど、詳しく紹介していきたいと思います。
スキースクール「ペアレッスン」2時間体験の流れ
スキースクール「ペアレッスン」2時間体験の流れをご紹介します。
トイレを済ませ、入場券も購入した状態で5分前には集合場所に待機できるようにします。
待っている間は、歩きずらいですがスキーブーツを履きっぱなしにして、慣れるようにしましょう。
担当コーチがいらして簡単な挨拶をしたら、まず初めに次のことを教わります。
- 簡単な準備運動
- スキー靴の正しい履き方の確認
- 片方だけ板を付け、レバーが下がった状態で履くことを教わる
- 両方付け、板を装着した感覚を体験(ゆるんでいないか確認)
- 板を外す
- 板の持ち方を教わる(横向きに持つ)
ストックは使いませんでした。
板の持ち方を教わったら、すぐにスノーウォーカーへ乗り、上の平地で練習開始です。
スノーウォーカーの乗降口にはスタッフの方がいて、安全に乗れるよう見守ってくれています。
平地では次のことを教わりました。
- 片足スキー(歩ける・滑れる・カニ歩き)
- 基本の姿勢(軽く膝を曲げた状態の前傾姿勢)
- 体の重心を板の中心に置く
- 両足スキー(歩ける・スーッと滑れる・向きを変えられる・カニ歩き)
- 止まり方
- 安全な転び方(お尻から・斜面側に板を平行に揃えて)
- 起き上がり方(斜面にエッジを立てて体を板の上に乗せて起き上がる)
基本の姿勢は、軽く膝を曲げた状態の前傾姿勢です。(スキーブーツの形も前傾姿勢になるようにできています)
そして、体の重心をスキー板の中心に置くように教わります。
滑り方は「ボーゲン」です。(八の字)
スキーの基本を教わったら、次は斜面をゆっくり滑って降りてきます。
直線ではなく、斜めにゆっくり降りてくる感じです。
ペアレッスンだったので、集団に比べて一人当たりの滑走回数が必然的に多かったことも、初心者としては良かったと感じました。
危険のないよう、丁寧に指導してくださいました。
2時間の間にトイレ休憩は挟みません。(最初にトイレは済ませておきます。)
コーチに飴をいただき、雪の上に座って休憩したようです。
寒い中での練習なので、甘いものでのエネルギー補給はありがたいですね。
ボーゲンで滑って止まるまでできるようになったら、次は曲がる練習です。
コーチの誘導について、基本の前傾姿勢+外側の板に体重をかけ、曲がります。
その際、視線は曲がりたい方向に向けます。
集合場所まで戻り、挨拶をして終わりになります。
上達具合が分かるように、各項目が記載されたカードをいただきました。
コメント等も記載されていて、子どもたちも嬉しそうでしたよ。
保護者にも様子を教えて下さり、ありがたかったです。
2時間のレッスンで、上達度はどうだった?受講するメリットは?
「ペアレッスン」を半日コースで申し込み、2時間体験し、高学年の娘はボーゲンで少し曲がれるところまで、
低学年の息子は、ボーゲンで斜めにゆっくり滑って止まる所までできるようになりました。
もちろん個人差はありますので、参考程度になさってください。
高学年女子
娘は、コーチの誘導について少し曲がる所までできるようになりました。
ボーゲンの状態で、スピードを上手にコントロールすることもマスターし、ゆっくりと安全に滑っていましたよ。
ボーゲンで止まることもばっちりです。
低学年男子
息子は、ボーゲンで真っすぐスーッと滑って止まる所までできるようになりました。
コーチの誘導について曲がる所までは出来ませんでしたが、手をつないで曲がる練習をするところまで進みました。
ボーゲンで止まることはばっちりなので、安全に滑ることができるようになって良かったです。
初心者がスキースクールを受講するメリット
初心者がスキースクールを受講するメリットは、やはり安全なスキーの楽しみ方を教えてもらえるという点だと思います。
スクールではスキーブーツの正しい履き方から、板の持ち方、止まり方、転び方と、順を追って一つ一つ丁寧に教えてくれます。
楽しいスポーツだけれでも、危険も伴うスポーツであることを理解しておくことは、周囲に迷惑をかけないだけでなく、自分の怪我を回避することにも繋がる大切なことすね。
国際スキー連盟が定める10のルールがあるので、こちらもしっかり頭に入れておきましょう。
- 他者の尊重…他の人への思いやりの心を忘れない
- スピードとスキーのコントロール…無茶な滑り方をしたりスピードを出しすぎない
- 滑走ルートの選択…前の人に危険が及ばないコースを選んで滑る
- 追い越し…追い越すときは前の人に近づきすぎない
- 合流と滑り出し…合流や滑り出すときはまわりをよく確認する
- コース内での停止…コースの途中で立ち止まってはいけない
- 徒歩での登り降り…コースを歩くときは真ん中を歩かない
- 標識や標示の順守…コースに立っている標識や標示を必ず守る
- 援助…事故が起きたときは、すぐに救護活動を行う
- 身元の確認…事故が起きたときは必ず連絡先を交換する
※参照元:全国スキー安全対策協議会ホームページより
スキースクール申し込み/受付の流れ【半日レッスン】2時間でかかった料金は?
事前に電話でスキースクールに申し込んでおくとスムーズです。
当日は30分前にはスクールの受付窓口に行きましょう。
当日は3カ所で受付をし、料金を払います。
- スキースクール受付
- レンタルスキー受付
- 入場券・リフト券売り場
受付表に記入をし、注意事項や受講生保険内容について確認の上、承諾枠に☑をします。
そして、実際にかかった金額はこちらです↓
- スキースクール半日2時間ペアレッスン\14,000
- スキーセットレンタル\2,900×2名=\5,800
- 入場券(スノーウォーカー乗車券付)\1,200×2名=\2,400
- 合計\22,200
- ※2024年の料金です
グループレッスンにすると、ジュニアは1名\6000となります。
今回、丸っきりの初心者だったので、滑走回数も多かったという点でペアレッスンにして良かったと感じました。
何回かレッスンを受けてある程度滑れるようになったら、グループレッスンも楽しめるかもしれませんね。
自宅からの準備品まとめ
わが家はスキーウェア等は持っていたので、スキーセットのみレンタルしました。
スキーセットのみレンタルする場合の準備品をまとめました。
- 動きやすい服装
- スキーウェアー
- グローブ
- ニット帽
- ネックウォーマー
- ゴーグル(無料で貸し出しもしてくれました)
- 暖かい靴下
- ハンカチ・ティッシュ
山の天気はとても変わりやすいです。
当日も、2時間いる間に厚い雲が何度も流れて来て、雪が降るまで行かなくとも、太陽が隠れている間はとても寒かったです。
全てレンタルする場合はいいですが、当日の天気予報をよく確認して気温に合わせた格好をするようにしましょう。
その他に、車に入れておいて良かったものがこちらです↓
- 着替え一式
- 飲み物
- 軽食(お菓子含む)
- ビニール袋
- ホッカイロ
- ひざ掛け
- タオル
- 絆創膏
- リップクリーム
とにかく体が冷えるので、少しでも濡れたら着替えた方が良いです。
そして、温かい飲み物や甘いものを体が欲するので、用意しておくと喜びますよ。
車に戻る前には、車内を暖めておくといいですね。
ブランシュたかやまスキーリゾートおすすめの理由
今回、小学生の子どもたちのスキースクールにブランシュたかやまスキーリゾートを選んだ理由は、4つあります。
- 全日本スキー連盟公認のスキースクールである
- キッズスクールがある
- スキーヤーオンリーのスキー場である
- スノーウォーカーの設備がある
ブランシュたかやまスキーリゾートは、スキーヤーオンリーのスキー場です。(※2024~2025シーズンをもってスキーヤーオンリーは終了となるようです。)
スノーボードは滑走不可ということもあり、ファミリー層や中高年齢層が多い印象です。
全日本スキー連盟公認のキッズスクールであることはもちろん、スノーウォーカーがあるので、初心者でもなだらかなコースを何度も滑って練習することができるのが最大の魅力ではないでしょうか。
リフトに乗れなくても、カニ歩きで傾斜を何度も登る必要がないので、初心者には大変ありがたいゲレンデだと感じました。
詳しくはブランシュたかやまスキーリゾート公式サイトをご覧ください。
さいごに
今回、生まれて初めてのスキー体験をブランシュたかやまスキースクールで体験しました。
安全に、そして怪我を回避できるようなスキーの楽しみ方を教えていただいたという面で、レッスンを受けてとても良かったと感じています。
そして、スノーウォーカーがあるので、初心者でもなだらかなコースを何度も滑って練習することができるのは大きな魅力です。
どのスキー場にもある設備ではないので、下調べしてから行くことをおすすめします。
お子さんのスキーデビューの参考にしてくださいね。