夏に海水浴場として人気のある、新潟県糸魚川市の「能生海水浴場」。
赤い曙橋と大きな弁天岩がシンボルとなっている有名な観光スポットです。
春に訪れた際、夏のように海水浴はできなくても、裸足になって浜辺で遊んだり弁天岩探索をして、子どもたちがとても楽しんでいました。
今回は、「能生海水浴場」の春の楽しみ方についてご紹介していきたいと思います。
海岸の石拾いに関しては、「自由使用」の範囲内であれば持ち帰ることも問題ありませんので、そのあたりについても詳しく解説していきますね。
「能生海水浴場」を紹介
新潟県糸魚川市にある「能生海水浴場」は、大きな弁天岩がシンボルの人気の観光スポットです。
夏場は多くの海水浴客で賑わいます。
シンボルの弁天岩は、海底火山の噴出物によってできた大きな岩で、灯台のある岩の頂上まで登ることも可能なんですよ。
弁天岩に関する詳しい説明はこちら↓
フォッサマグナの海底に火山が生じ(約100万年前)、その火山噴出物は弁天岩やトットコ岩となり、また魚礁となって良港ができ、北前船の交易で栄えました。
引用元:糸魚川ユネスコ世界ジオパーク公式ホームページより
駐車場は?
海のすぐ脇に、300台ほど停められる駐車場があり、4月に訪れた際は無料で停めることができました。
ゴールデンウィーク~10月末までの土日・祝日と、7・8月終日に関しては、1台1,000円の駐車料金がかかるそうです。(浜茶屋利用者無料)
春の楽しみ方を紹介
「能生海水浴場」、春の楽しみ方についてご紹介したいと思います。
足だけ海に入る
「能生海水浴場」は、防波堤に囲まれているため波が穏やかなのが特徴です。
なので、ちょっとした水遊び感覚で足だけ海に入って楽しむことができました。
ブロックの箇所には、たくさんの海藻があったり、海には小さな魚も目視でき、子どもたちも喜んでいましたよ。
わが家の子どもたちのように、本格的に遊び始めてしまうお子さんもいると思うので、着替えを持参するとよさそうです^^
近くにはトイレもあるので、手を洗ったり、拭き上げ用のタオルを濡らすのに使わせていただきました。
貝をとる
虫かごに水を入れて、何かをとっているご家族がいたので声を掛けてみました。
何かとれるんですか?^^
子どもたちが貝をとっているんです。
後で海に戻しますけどね^^
こちらの、ブロックに付いた「バテイラ(しったか貝)」という貝をとって楽しんでいたそうです。
手でぽろっととれたので中を確認してみましたが、中身もしっかり入って動いていました。
実はこちらの「能生海水浴場」、夏にも海水浴で遊びに来たことがあるのですが、ブロックには貝だけでなく「カニ」もいます。
ブロックの隙間に割り箸を入れてじっと待つと、割り箸にカニがくっついてとることができるんです!
面白いようにとれるので、夏の「能生海水浴場」も是非訪れてみてください!(カニも最後は海へ逃がしました)
きれいな石や、貝殻拾い
わが家の子どもたちは、海へ行くと必ずきれいな石や、貝殻を探して集めます。
この日もたくさん見つけていました。
みなさんのお家のお子さんはどうですか?
石拾いに関する注意点
「弁天岩エリア」は、糸魚川ジオパークのジオサイトの一つです。
ジオパークでは、岩石等の採取が法律で禁止されている場所もあります。
実際に、糸魚川ジオサイトの「小滝川ヒスイ峡」や「青海川ヒスイ峡」などでは、岩石等の採取は法律で禁止されています。
しかし、「弁天岩エリア」では特にそのような記載がありませんでした。
海岸や河川では「自由使用」の範囲内、つまり少量の石であれば持ち帰っても問題ないということになります。
自由使用とは…
河川は自由使用を基本としております。自由使用とは、河川を一般公衆が自由に使用できることをいい、例えば、魚釣り、散歩などをいいます。
そのほか、趣味のための少量の砂利や玉石の採取も自由使用といえるでしょう。
引用元:国土交通省 北海道開発局 旭川開発建設部より
このように、自由使用とは、誰でも河川を自由に使用できることをいいます。
ただし、家庭用水でも、ポンプを使って河川の水を汲み上げたり、自家用の砂利採取をトラックなどにより大量に持ち出すような行為は、自由使用の範囲を超えており、河川法の対象となるので注意してください。
どうしても持ち帰りたいきれいな石や貝殻がある場合は、お子さんと相談して少量だけ持ち帰るようにしましょうね。
赤い橋「曙橋」を渡って「弁天岩」探索
真っ赤な色が映える「曙橋」を渡ると、「弁天岩」があります。
「弁天岩」は、海底火山の噴出物によってできた大きな岩で、灯台のある岩の頂上まで登ることも可能です。
早速探索に行ってきました!
弁天岩には何がある!?
弁天岩を近くで見ると、灯篭や鳥居が建てられ、神様が祭られていることは一目瞭然でした。
調べてみると、次のような神様が祭られていることが分かりました。
弁天岩は、航海安全の神である市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)が祭られており、頂上に灯台がある島です。弁天岩に渡ると、溶岩の破片と火山灰からできた火山噴出物が見学できます。
引用元:糸魚川ユネスコ世界ジオパーク公式ホームページより
こちらの祠は、曙橋を渡って一つ目の鳥居の左側に建てられています。
航海安全の神様が見守ってくれているとは、ありがたいことですね。
弁天岩からの景色
弁天岩以外にも、海底火山の噴出物によってできた大きな岩がいくつかあるのが見えました。
弁天岩の後方は、途中まで降りることができます。
しかし、チェーンは張ってあるものの、足場が悪くとても危険な場所です。
行かれる場合は、必ず大人が同行してくださいね。
頂上の灯台を通って、2つ目の鳥居をくぐると、その先でぐるっと回って下りのコースになります。
ちなみに弁天岩に建てられた灯台は、2016年(平成28年)に「恋する灯台」に認定されたそうです。
カップルにもおすすめの観光スポットですね^^
弁天岩の細い通路は一方通行になっていて、人と行き違いになることはありません。
しかし、急な斜面も多く、足場が悪いコースなので、小さなお子さんなどは無理なく危険のないように気を付けてくださいね。
さいごに
今回は、「能生海水浴場」の春の楽しみ方についてご紹介しました。
裸足になって浜辺で遊んだり弁天岩探索をするなど、春の心地よい気候の中、ゆっくり過ごす「能生海水浴場」もとても良かったです。
海岸の石拾いに関しては、「弁天岩エリア」は、岩石等の採取が法律で禁止されている区域ではありません。
「自由使用」の範囲内ということで、どうしても持ち帰りたいきれいな石や貝殻がある場合は、お子さんと相談して少量だけ持ち帰るようにしましょう。
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