私はPTA役員と、子どもの習い事の保護者会役員を経験しました。
この記事では、実際に役員を経験して感じた、PTA役員や保護者役員になった際の心得をまとめまています。
スムーズに役割をこなすためのポイントを意識すると、負担を減らしながら充実した活動ができますよ。
これからPTA役員や、保護者会役員をやる方の参考になれば幸いです。
PTA、PTA役員、習い事の保護者会役員の目的を理解する

PTAは、学校と家庭もしくは地域が協力して子どもたちの健やかな成長を支えることを目的とした組織です。
そして、習い事の保護者会は、子どもたちが楽しく安全に習い事を続けるためのサポートの場です。
PTAの目的を理解する
PTAは、学校と家庭もしくは地域が協力して子どもたちの健やかな成長を支えることを目的とした組織です。
そのために次のような活動を行います。
- 学校と保護者の円滑な連携を促進する
- 子どもたちの安全や教育環境をより良くする
- 保護者同士や地域との交流を深める
PTA役員の役割を理解する
PTA役員は、単なる作業担当者ではなく、PTAの目的を実現するためのリーダー的存在です。
役職ごとに異なる役割がありますが、共通するのは以下のような点です。
- 保護者の意見をまとめ、学校や地域と協力する
- 行事や活動の企画・運営をサポートする
- PTAの運営や改善に関わる
PTA活動は、「やらされるもの」ではなく、「子どもたちや学校のために貢献するもの」と捉えることで、前向きに取り組むことができますね。
保護者会役員の役割を理解する
習い事の保護者会は、子どもたちが楽しく安全に習い事を続けるためのサポートの場です。
指導者(コーチ)からの依頼を受け、適度な関わり方をしながら、無理のない範囲で協力し合うことが大切です。
あくまでも指導はコーチ、保護者会はサポート役ということを忘れないようにしましょう。
PTA役員、保護者会役員は無理をしすぎない・協力し合う

仕事をしながらPTA役員や保護者会役員を務める場合、無理をしすぎず協力し合うことが大切です。
フルタイムやパートで働きながら役員に関わるのは負担が大きくなりがちですが、工夫次第でうまく両立できますよ。
このような心がけをすると気持ちが軽くなります。
- 「できる範囲でOK」の意識を持つ(完璧を目指さない)
- 一人で抱え込まない(役員同士で分担し、頼れるところは頼る)
- 前年度の役員に相談する(引継ぎの際にLINE交換等)
PTAや保護者会はあくまでボランティア活動なので、無理のない範囲で参加する心構えが大切です。
必要な場合は、業務の効率化を提案しましょう。
PTA・保護者会の役員同士&先生方と良好な関係を築く

PTA・保護者会役員同士や先生方と良好な関係を築くには、コミュニケーションを大切にし、協力し合う姿勢を持つことが重要です。
PTAはボランティア活動のため、お互いの負担を減らしながら円滑に進めるためには、信頼関係を築くことがカギになります。
まずは「挨拶」と「感謝」の気持ちを大切にする
いかなる場面においても、挨拶は大切な土台となります。
「挨拶」と「感謝」の気持ちを大切にすることを心がけましょう。
- 「おはようございます」「お疲れさまです」などの声かけを意識する
- どんな小さなことでも「ありがとう!」と伝える
感謝の気持ちがあると、お互いに気持ちよく活動できますね。
負担を分け合い、「助け合い」の姿勢を持つ
役員の中でも役割分担がありますが、あまりにも一人に負担が偏ってしまう場合などは、協力するスタンスが大切です。
- 「仕事や家庭の都合でできないこともある」とお互いに理解し合う
- 役割分担を明確にし、一人に負担が偏らないようにする
- 忙しい人には「できる範囲でOK!」と声をかける
「助け合い」の姿勢を持ち、積極的にコミュニケーションを取るよう心掛けたいですね。
連絡をスムーズにする(LINEやメールの活用)
LINEなどの連絡ツールを使うと、「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」をしやすくすることができます。
- 無駄な会議を減らし、必要なことだけをコンパクトに伝える
- 連絡ツールを統一し、「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」をしやすくする
- 返信の強制をせず、「読んだらOK」な内容を工夫する
私も役員を経験し、LINEなどの連絡ツールを活用していました。
しかし、会議以外でも気軽に連絡が取り合えるツールを便利だと感じた半面、文章のみのやり取りなので、意思の疎通が難しかったり、文字入力に時間がかかってしまうなどのデメリットもあると感じました。
発信の仕方や、連絡を取り合う時間の配慮なども必要ですね。
役員以外の、大勢の保護者と繋がる連絡ツールには、LINEのオープンチャットが気軽に使えておすすめです↓

PTA役員内、保護者会役員内の小さなトラブルを防ぐ
PTA役員内、保護者会役員内でPTAや保護者会の目的を達成していくための話し合いが、トラブルの火種になってしまう場合があります。
そうならない為に、それぞれが相手を尊重するスタンスが必要不可欠です。
- 「こうあるべき」と押しつけず、それぞれの事情や意見を尊重する
- 役員同士で意見が合わないときは、「どうしたら一番スムーズに進むか」を話し合う
- できるだけ公平に役割を分担し、不満がたまりにくい仕組みを作る
- トラブルが起きたら冷静に話し合い、感情的にならない
- 誰にでもできないことはあって当然!他人のことを否定しない
PTA活動は「みんなで支え合う」ことが大切です。役員同士や先生方と協力しながら、無理なく楽しく関われる関係を築いていきましょう!
人付き合いを苦手に感じているママさんは、こちらも参考にしてみてください。↓

PTA活動・保護者会活動の効率化を意識する

「前例踏襲」(ぜんれいとうしゅう)にこだわらず、改善できることは見直すことも必要です。
例:紙の配布を減らし、LINEやメールで連絡する
例:早朝ラジオ体操の中止及び廃止
ただし、前例を変えていくということは必要以上に大変な場合もあります。
例えばこのようなことです。
- 会議でPTA活動の効率化における計画案を挙げる
- 具体的な実施計画の立案(例:アンケートを取ることに決定)
- アンケートを取るにあたりアンケート用の作成
- アンケートの集計
- 集計結果における決議
- 結果報告及び決定事項の通知
以上のような内容を、役員が全て行うことになります。
そして、中には今までのことをあまり変えたくないというご意見があるのも事実。
無理のない範囲で、効率化に繋げられるといいですね。
PTA・保護者会は「ボランティア精神」が大切
PTA活動・保護者会活動は「子どもたちのため」に行うものですが、無理をせず、お互いを尊重しながら協力することが大切です。
PTAや保護者会は強制ではなく、あくまでボランティア活動。
そのため、「やらされる」のではなく「できる範囲で関わる」という意識を持つことが、負担を軽減し、良い関係を築くポイントになります。
「自分が楽しめること」を見つけると、負担が軽くなりますよ。
私の場合は、役員を通してスキルアップしていく自分を実感することができ、自信に繋がることが楽しみでした^^
そして、役員同士「ありがとう」と言い合う雰囲気を作ると、チームの士気が上がるので積極的に実践してみてください。
PTA役員・保護者会役員は、家庭・仕事とのバランスが大切
PTA活動・保護者会活動は大切ですが、家庭や仕事と無理なく両立することが最も重要です。
役員を引き受けると、時間や労力が必要になるため、「全てを完璧にこなそう」とすると負担が大きくなりすぎます。
できる範囲で関わり、負担を分け合う工夫が大切です。
仕事や家事との両立が難しいときは、事前に周りに相談するようにしましょう。
子どもにとって親が元気でいることが一番大事なので、無理な場合は、別の形で貢献すればOKです。
次年度の引き継ぎをスムーズに行うためのポイント

PTA活動・保護者会活動をスムーズに継続するためには、次年度の役員への引き継ぎがとても重要です。
引き継ぎがうまくいけば、新役員がスムーズに活動を開始でき、負担も軽減されます。
効率的な引き継ぎのために、事前準備とわかりやすい資料作成を心がけましょう。
引き継ぎ資料を作成し、「見ればわかる」状態にする
- 活動内容・年間スケジュールをまとめた「引き継ぎファイル」を用意する
- PTA・保護者会の目的・役割
- 役員ごとの仕事内容
- 年間行事の一覧と担当業務
- 連絡先(学校や業者、役員同士の連絡手段)
- 必要な書類のテンプレートや過去の記録
マニュアルや資料を整理し、「来年度の役員が楽になる」ように準備するよう心掛けましょう。
「こうすればラクになる」「これはやらなくてもいい」などの改善点や反省点を記録しておくことも大切です。
まとめ
PTA役員・保護者役員は負担に感じることもありますが、「子どもたちのため」という目的を持ち、無理せず協力しながら楽しむ姿勢が大切です。
役員同士の助け合いや、前例にとらわれない効率化を意識すると、活動がスムーズになります。
私は、PTA役員と保護者会役員を経験しましたが、素直にこのように思いました。

先生方や地域の方をはじめ、これだけ多くの方が子どもたちを支えてくれているんだな~。ありがたいことだな。
感謝の心を持ちながら、無理せず楽しんで役員活動に取り組んでくださいね。
これからPTA役員や、保護者会役員をやる方の参考になれば幸いです。
人付き合いを苦手に感じているママさんは、こちらも参考にしてみてください。↓

