【家事都合】は「かじつごう」と読み、家族に関する個人的な事情や都合を指します。
特に、仕事や学校などの公的な場で、家庭の事情による休暇や早退の理由を説明する際に使われます。
それでは、【家事都合】の意味や使用例を、サクッと学んでいきましょう!
【家事都合】の意味

【家事都合】は「かじつごう」と読み、本人の事情や都合ではなく、家族の事情や都合を指します。
「家事」とは、「掃除、洗濯、炊事等」のことではなく、次のような家族の事情や都合を指します。
- 家族の体調不良
- 親の介護
- 子どもの世話
- 役所などでの手続き
- 子どもの行事や試合など
- 家庭内の急な用事
- 帰省
- 家族で旅行へ行くなど
【私事都合】【私用のため】の意味はこちら↓

【家事都合】はどんな時に使うの?使用例も紹介
【家事都合】は、特に、仕事や学校などの公的な場で、家庭の事情による休暇や早退の理由を説明する際に使われます。
具体的にはこのような感じです↓
- 有給取得
- シフト調整
- 仕事をお休みする場合
- 遅刻や早退をする場合
- 各種会議の欠席連絡
- お子さんの習い事の欠席連絡
それでは、【家事都合】の使用例を見ていきましょう。
①仕事における【家事都合】の使用例
仕事における、【家事都合】を用いた具体的な使用例をご紹介します。
- 「本日は家事都合により、午後からお休みをいただきます。」
- 「申し訳ございませんが、家事都合のため、会議を欠席させていただきます。」
- 「家事都合のため、急遽リモートワークに切り替えさせていただきます。」
日にちが分かっている場合などは、「○月○日の会議ですが、家事都合のため欠席させていただきます。」と明記しておくと、より丁寧です。
②学校における【家事都合】の使用例
学校における、【家事都合】を用いた具体的な使用例をご紹介します。
- 「家事都合により、明日の授業を欠席させていただきます。」
- 「家事都合のため、早退させていただくことになりました。」
③その他の場面における【家事都合】の使用例
その他の場面における、【家事都合】を用いた具体的な使用例をご紹介します。
- 「家事都合で参加できませんが、後日内容を共有してください。」
- 「申し訳ありませんが、家事都合のため、この日は対応できません。」
お子さんの習い事の欠席連絡などでも、【家事都合】を使う場面がありますね。
【家事都合】を使う際のポイント

【家事都合】は家庭内の個人的な理由を指すため、詳細を明かさずに済む便利な表現です。
それを踏まえた上で【家事都合】を使う際のポイントは、幾つかご紹介します。
誠意を込めた伝え方を心がける
単に「家事都合で休みます」と伝えるのではなく、「申し訳ありませんが」「ご迷惑をおかけしますが」といったクッション言葉を添えると、より丁寧な印象になります。
また、先方と約束していた日に急遽休む場合などは、「家事都合」という言葉ではなく、「家族が体調不良のため」など具体的な理由を伝えた方が、より誠意が伝わる場合もあります。
相手の状況を考慮する
休むことで他の人に影響が出る場合は、事前に相談したり、代替案を用意することで円滑な対応ができます。
無理のない範囲で、状況に応じて判断すると良さそうですね。
具体的な理由を伝えた方が良い場合もある
通夜・告別式の場合などは、会社によっては「慶弔休暇」が使える場合もあるので、具体的な理由を伝えるようにしましょう。
産前産後においても、「産前産後休業」や「育休休業」が適用されるので、理由を伝えるようにしましょう。
さいごに
【家事都合】は、家庭の事情で予定を変更する際に使える便利な表現です。
適切に使うことで、スムーズなコミュニケーションを図ることができますね。
参考になれば幸いです^^
【私事都合】【私用のため】の意味はこちら↓
