広末涼子さんが人気だった理由はいくつかありますが、「自然体でありながら、人を惹きつける圧倒的な透明感」ではないでしょうか。
第一回クレアラシル「ぴかぴかフェイスコンテスト」でグランプリを獲得し、イメージキャラクターとしてデビュー。
ポケベルのCM(NTTドコモ)では社会現象となるほどの注目を集め、広末さんの笑顔や自然体の演技が印象的で、世間に鮮烈なインパクトを与えました。
歌手活動も行い、「MajiでKoiする5秒前」は、広末さんの人気を決定づけた象徴的な一曲です。
今回は、広末涼子さんが人気だった理由、デビューから大ブレイクまでの軌跡を詳しく解説します。
【広末涼子】プロフィールと、人気だった理由
広末涼子さんの簡単なプロフィールをご紹介します。
- 広末涼子 本名(廣末 涼子)
- 1980年7月18日生まれ
- 高知県高知市出身
- 身長161cm
- 血液型=O型
- 1995年/15歳でデビュー
ARIGATO!/広末涼子 (1997)
— ピエール (@pierre_review) September 19, 2024
誰もが知る女優の広末涼子ですが、彼女の歌手としてのデビュー作は拍子抜けなほどに名作。彼女の天性の愛らしさは原由子や竹内まりやといった女性作家陣によって音楽的に補強され、そこにはJ-Pop黄金時代の華と独特のアンニュイさが共存しています。https://t.co/DhkG1SWZA2 pic.twitter.com/gkX6XyEhfV
広末涼子さんは10代の頃から「清楚」「透明感」「素朴さ」といったイメージで注目されました。
「ショートヘアー」がトレードマークで、私の中では多彩な表情と、真っ白な透明感のある肌が印象的だったのを覚えています。
ポケベルのCM(NTTドコモ)では社会現象となるほどの注目を集め、広末人気は一気に全国区になりました。
歌手活動も行い、「MajiでKoiする5秒前」は、広末さんの人気を決定づけた象徴的な一曲です。
広末さんが人気だった理由はいくつかありますが、やはり「自然体でありながら、人を惹きつける圧倒的な透明感」ではないでしょうか。
デビューから大ブレイクまでの軌跡を詳しくみていきましょう。
第一回クレアラシル「ぴかぴかフェイスコンテスト」でグランプリを獲得後、デビュー
広末涼子さんは、1994年、第1回クレアラシル「ぴかぴかフェイスコンテスト」グランプリ獲得し、翌年1995年にクレアラシルのCMでデビューしました。

自然体な笑顔が、可愛すぎやしないか!
クレアラシルのCMと合わせて、ティーン誌(セブンティーンなど)や男性誌(ヤングジャンプ)のグラビアにも頻繁に登場。
どこか親しみやすくて「近所にいるかわいくて素敵なお姉さん」的な魅力があったのも支持を集めた理由です。
たぶんヤンジャン初グラビアの広末涼子さん。
— 船長☆ホビヲ☆@泥船団 (@HoviOrigin) May 19, 2018
未だにこの号のヤンジャン捨てられません( ´;゚;∀;゚;) pic.twitter.com/SQTUi1smLB
ポケベルのCMで強烈な初期インパクト
広末涼子さんの人気は、ポケベルのCM(NTTドコモの「ポケベルはじめる」など)で一気に全国区に。
広末さんの笑顔や自然体の演技が印象的で、世間に鮮烈なインパクトを与えました。
一気に“国民的ヒロイン”に駆け上がった原点の一つが、このポケベルCMだったと言っても過言ではありません。
当時まだ16歳だった広末涼子さんは、まさに“等身大の女の子”として登場。
制服姿で走ったり、笑ったり、ふとした表情を見せるだけで「なんかいいな」と感じさせる透明感がありました。
作り込まれていない自然体の姿が、当時の若者たちにリアルに響いたのですね。
歌手デビューも成功「MajiでKoiする5秒前」
1997年、17歳「MajiでKoiする5秒前」で歌手デビュー。
この曲は竹内まりやさんが作詞・作曲したことでも話題になり、大ヒット。
女優+歌手としてマルチな才能を発揮しました。
広末さんの人気を決定づけた象徴的な一曲です。
広末さんの歌声は、「そのままの女の子」がしゃべるように歌っている印象がありませんか?
透明感があり、まっすぐでピュア。
それが「マジで恋する5秒前」の“初恋のドキドキ感”とぴったり重なっていて、聴く人の胸をキュンとさせました。
MVも、広末さんの表情・動き・間のとり方、そのすべてが完璧なバランスで、見るたびに切なくなったり、ちょっと勇気をもらえたりする作品ですね。
楽曲について
- 作詞・作曲:竹内まりや
- 編曲:藤井丈司 服部隆之
- 発売日:1997年4月15日
- チャート最高順位:2位&60万枚の大ヒット
当時の広末涼子さんのイメージにぴったりな、爽やかでちょっとドキドキする青春ラブソング。
まさに「恋のはじまりの高揚感」をそのままパッケージしたような曲です。
あの時代の空気感と広末さんの個性が、曲の中でぴったり重なっていました。
【広末涼子】ドラマ・映画での存在感
広末涼子さんは、『ビーチボーイズ』や『鉄道員(ぽっぽや)』などでの演技が高く評価され、人気・実力ともに証明されました。
特に10代後半から20代の頃は、数々の名作に出演しました。
以下、代表的な作品と評価を詳しくまとめます。
●『ビーチボーイズ』(1997年/フジテレビ)
- 共演:反町隆史、竹野内豊 他
- 出演時広末の年齢:17歳
- 放送枠:月9
- 評価:夏の青春ドラマの金字塔。広末は、祖父の民宿「ダイヤモンドヘッド」を手伝う高校生・和泉真琴役で出演。大人の男性たちと距離を縮める中での自然体な演技が「本物の新人女優」として注目された。
- 世間の反応:まさに“時代のヒロイン”として一気にスターダムへ。
ビーチボーイズ
— りょーさん (@Nr716322) March 23, 2025
当時、親が観ててなんとなーく覚えてたくらい
こん時の反町隆史と竹野内豊かっこよすぎ
昔、広末涼子好きだったなぁ pic.twitter.com/3w1xocRCxC
●『リップスティック』(1999年/フジテレビ)
- 共演:三上博史、いしだ壱成 他
- 出演時広末の年齢:19歳
- 放送枠:月9
- 評価:少年院を舞台にした重いテーマの社会派ドラマ。広末は心に傷を抱えた少女・早川藍役でシリアスな演技に挑戦。
- 演技評価:それまでの「清純派」イメージとは一線を画す難役で、「演技力がある」と業界内でも高評価。
もしも僕に翼があっても
— ケンウ(健宇)🍊@YouTubeドラマ『銚子電鉄の怪人』エキストラ出演。推し活専用垢 (@rs_in_kenwoo) November 9, 2023
僕は飛ぶことはできなかっただろう
真っ赤に傷つき、そして翼折れてなお飛ぼうとする、悲しい君に出逢うまでは
『リップスティック』
(1999年4月〜6月 フジテレビ)
脚本:野島伸司
出演:三上博史 広末涼子
窪塚洋介
いしだ壱成 他#DVD化して欲しいドラマ pic.twitter.com/QrEJJLniHX
●『鉄道員(ぽっぽや)』(1999年)
- 共演:高倉健 他
- 出演時広末の年齢:19歳
- 評価:高倉健演じる主人公の亡き娘・雪子役。物語の要となる幻想的な存在感を持つ重要キャラクター。
- 受賞歴:日本アカデミー賞 助演女優賞優秀賞を受賞。
- 評論家の声:無垢さと切なさを同時に表現できる女優は少ないと高評価。
鉄道員(ぽっぽや)
— 重田拓真 (@aviciianddaoko) April 30, 2019
平成最後はぽっぽやで締めました。
広末涼子が強すぎてヤバい
高倉健がポロリと涙流す場面とかこっちにまで感情が伝わってくる程凄い
個人的に大好きな映画でした pic.twitter.com/WdiCBxg3Kc
●『WASABI』(2001年/仏・日合作)
- 共演:ジャン・レノ(リュック・ベッソン脚本)
- 評価:海外作品でも注目され、ヨーロッパでの知名度も一気に上昇。広末はジャン・レノの娘役を演じ、国際派女優としての一歩を踏み出した。
レオンかと思ったら若い派手髪ギャルの広末涼子とジャン・レノの組み合わせとか見た過ぎるし2000年初期全開映画マニアとしては良過ぎなのだが?!
— カオス・ゾルディック (@minnanedayashi) April 9, 2023
WASABIだと?! pic.twitter.com/aESWBPBE7O
広末涼子さんは2003年に早稲田大学を中退、モデルの岡沢高宏さんとの結婚、妊娠を期に産休に入ります。
そして2005年月9ドラマ「スローダンス」で女優復帰し現在に至ります。
まとめ
広末涼子さんがこれほどまでに多くの人に愛されたのは、外見の美しさだけでなく、自然体で飾らない魅力や、その時々の空気をまとった存在感があったから。
時代が変わっても、広末さんの名前を聞くと、あの頃の記憶がふっとよみがえります。
それこそが、広末涼子という存在の、何よりの「人気の理由」なのかもしれません。