「他愛もない会話だったけど、なんだか心が和んだ」こんな表現、聞いたことありませんか?
「他愛もない(たあいもない)」は、ざっくり言うと「取るに足らない」「特に意味のない」といったニュアンスを持つ言葉です。
「他愛もない」なんて、ちょっと古風にも聞こえるけれど、今でもしっかり活躍している言葉。
今回は、「他愛もない」という言葉の意味や使い方を、わかりやすく解説します!
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「他愛もない」の意味とは?

「他愛もない」は、ざっくり言うと「取るに足らない」「特に意味のない」といったニュアンスを持つ言葉です。
- 他愛(たあい):もともとは「他(ほか)への愛情」という意味でしたが、現代では「思慮・分別がない」「無邪気」といった意味で使われるようになりました。
- もない:否定の意味を表す助動詞。
つまり、「他愛もない」は、「深い意味や計算がない、無邪気で軽い」といった意味になります。
でも、ちょっと注意したいのが、その“軽さ”が悪い意味とは限らないこと!
むしろ「なんてことないけど、あたたかい」「肩の力が抜ける」ようなシーンで使われることが多いです。
「他愛もない」を例文でチェック!

「他愛もない」はこんな風に使われます。
各シーンごとにまとめました。
▶ 日常会話で使う場合
- 今日は仕事終わりに、同僚と他愛もない話をしてリフレッシュできた。
- 帰省すると、母と他愛もない話でずっと笑ってる。
- 他愛もない会話の中に、ふと大事なことが紛れてたりするよね。
▶ 恋愛シーンで
- 彼とのLINE、毎日他愛もないやり取りだけど、それが心地いい。
- デートの帰り道、他愛もない話をずっとしてた。沈黙がなくて楽しかったな。
- 他愛もないことで喧嘩して、でもすぐに笑い合える。そんな関係がいい。
▶ 家族とのやりとり
- 小学生の息子が今日の給食の話をしてくれた。他愛もない話だけど癒される。
- おじいちゃんとの電話は、いつも他愛もない話ばかり。でも、それが楽しみなんだよね。
▶ SNS風のカジュアルな表現
- 今日も友達と他愛もないやりとりしてたら、あっという間に時間が過ぎた。
- 他愛もないことで爆笑できる関係って、ほんとにありがたい。
▶ ちょっと文学的に
- 他愛もないやりとりの中に、ふと滲むあたたかさ。そういうのが、きっと人生を彩る。
- 他愛もないことを語り合える人がいるって、幸せなことだと思う。
ポイント:ネガティブな意味ではない!

「他愛もない」は、「くだらない=ダメなこと」という意味では使われません。
「取るに足らない」というと悪い印象かもしれませんが、「他愛もない」はむしろほのぼのとした場面で使われることが多いです。
何気ないけど大事な時間――そんな空気を表す言葉です。
まとめ:「他愛もない」って、実はすてきな言葉

気の合う人との他愛もないおしゃべり、しょうもないことでゲラゲラ笑う時間。
そんなひとときが、実は一番心に残ったりしますよね。
「何もなかったけど、楽しかったな〜」って思える時間。
それこそが「他愛もない時間」なので、そんな時はぜひこの言葉を思い出してみてくださいね。
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