【スターチス】は軽くて色あせしにくく、ドライフラワーに向いた花ですが、「逆さ吊り」にしないでそのまま花瓶に入れても、きれいなドライフラワーには仕上がりません。
乾燥とともに、花の先端が折れたり、水分が残っている茎にカビが生えてきてしまいます。
実は、ドライフラワーを作るとき「花を逆さに吊るす」のには、美しさを保つための3つの理由があるんですよ。
それは、①花の形が崩れにくくなる ②色が比較的きれいに残る ③カビや腐敗を防ぎやすくなる です。
逆さに吊るさないと、きれいなドライフラワーに仕上がらないのは、【スターチス】でも同じことです。
今回は、ドライフラワーを逆さに吊るす3つの理由について、私がドライフラワーづくりに使用したスターチスの写真と共に、わかりやすくご紹介していきたいと思います。
【体験談】スターチスをそのまま花瓶に入れても、きれいなドライフラワーにならない
【スターチス】は軽くて色あせしにくく、ドライフラワーに向いた花ですが、「逆さ吊り」にしないでそのまま花瓶に入れても、きれいなドライフラワーには仕上がりません。
乾燥とともに、花の先端が折れたり、水分が残っている茎にカビが生えてきてしまいます。
実は私…

スターチスは花がカサカサして軽いし、色あせしにくいから、
逆さに吊るさなくても、きれいなドライフラワーになるんじゃないかな?
このように思っていました。
そこで、スターチスを「逆さ吊り」にして乾かさず、そのまま花瓶に入れた結果をお伝えします・・・





何か、花がほとんど折れっちゃてる!
そうなんです。
軽くて色あせしにくいスターチスも例外ではなく、しっかり逆さに吊るして乾かさないと、先端が折れて、きれいなドライフラワーには仕上がりませんでした。



水分が残っていると、茎にカビも生えちゃうよ…
写真はありませんが、私経験ありです。
乾かす前にそのまま花瓶に入れると、湿気がこもってカビの原因になったり、腐敗が進んだりすることがあります。
ドライフラワーづくりで、「逆さに吊るす」ことの大切な理由がよく分かりました。
ドライフラワーはなぜ逆さに吊るすの?知っておきたい3つの理由


ドライフラワーづくりで「花を逆さに吊るす」のには、ちゃんとした理由があります。
- 花の形が崩れにくくなる
- 色が比較的きれいに残る
- カビや腐敗を防ぎやすくなる
ただの見た目の演出ではなかったんですね^^
花を逆さに吊るす理由は、花本来の美しさをできるだけそのままに保ちながら、長く楽しむための工夫ということ。
それでは、一つずつ具体的に見ていきましょう。
理由①:花の形をきれいに保つため
ドライフラワーづくりの際、花を「逆さに吊るす」最大の理由は、「重力による垂れ下がりを防ぐため」です。
花は水分が抜けていくと柔らかくなり、重力に引っ張られて花首や茎が下に垂れてしまいます。


先ほどと同じですが、写真のスターチスは、「逆さ吊り」にして乾かさず、そのまま花瓶に入れたものです。
乾燥とともに、花の先端が折れ曲がってしまいました。
このように、しっかり乾かさないで立てたり、そのまま置いて乾かしたりすると、花首が花の重みで下を向いたり、茎が曲がってしまったりと、美しい形が崩れてしまいます。
花を逆さに吊るすことで、重力が逆方向に働き、花や茎がまっすぐに乾いてくれるということなんでね。
結果として、「咲いていたときの形」をなるべくそのままに保つことができますよ。
理由②:色をきれいに残すため


「ドライフラワー=色あせた花」と思っていませんか?
実は、乾かし方次第で色の鮮やかさをグッとキープできるんです。
逆さに吊るすと、花に含まれた水分が自然と茎を伝って下に抜けていくので、花びらに水分がとどまりにくくなります。
これによって、乾燥中の変色やムラが起こりにくく、比較的自然な色味が残りやすくなるのです。
特にバラやミモザなど、色が特徴的な花はこの方法でより美しく仕上がります。
理由③:カビや腐敗を防ぐため


自然乾燥でドライフラワーを作る場合、乾燥の早さがとても重要です。
ゆっくり乾かしすぎると、湿気がこもってカビの原因になったり、腐敗が進んだりすることも。
直射日光の当たらない風通しの良い場所で逆さに吊るすことで、空気が花全体にまんべんなく行き渡り、湿気がこもりにくくなります。
また、花同士を密着させずに吊るすことで、通気性もアップ。
清潔に、美しく乾かすことができるんですよ。
スターチスをドライフラワーにする方法【ハンギング法】


私もつくったスターチスをドライフラワーにする方法を、準備品から詳しく紹介したいと思います。
◾️用意するもの
- スターチスの花(できるだけ新鮮なもの)
- 麻ひもや輪ゴム
- ピンチやハンガー(吊るす用)
- 乾燥した風通しのよい場所
◾️手順
① 花を数本ずつまとめ、茎を輪ゴムやひもで縛る
② 花が下向きになるように吊るす(※逆さに)
③ 直射日光を避け、風通しのいい日陰で10日間〜2週間ほど乾燥させる
④ 茎が乾燥していれば完成!
※エアコンの風が直接当たらない場所が理想です。
私は輪ゴムで茎をまとめました。
10日間程で茎が乾燥して、スターチスのドライフラワーが完成しましたよ。





しっかり逆さ吊りで乾燥させてから、花瓶に立てて飾りました!
花首が折れてくることもありません。
まとめ:逆さにするのには、ちゃんと意味がある。スターチスも例外ではない


ドライフラワーの「形・色・清潔さ」
これらすべてを美しく保つために、「逆さ吊り」はとても効果的な方法であることが分かりました。
それは、軽くて色あせしにくいスターチスも例外ではなく、しっかり逆さに吊るして乾かさないと、先端が折れて、きれいなドライフラワーには仕上がらないことが分かりました。
なんとなくやっていた乾燥方法も、理由を知るとちょっと楽しくなるもの。
お花と向き合う時間が、より愛おしく感じられますね^^