屋外で飼っているわが家の金魚が、先日カラスに食べられてしまいました。
なぜ何年も大丈夫だったのが、急に見つけられてしまったのか…
それは、小さな野鳥が来るのを見たくて、庭に「えさ」を置いてしまっていたからです。
「えさ」の近くにいた、金魚に気づいて食べられてしまったという経緯です。(その距離、約5メートル)
自ら、自宅の庭をカラスの餌場にしてしまった私の失敗談を詳しく紹介したいと思います。
今回の一件でカラスについても調べてみたので、参考にしてくださいね。
金魚がカラスに食べられてしまった経緯
今回食べられてしまった金魚は、約9年間、屋外の同じ場所で飼っていました。
なぜ急に狙われてしまったかというと、私が庭に「えさ」を置いてしまっていたからです。
カラスの餌場となってしまったわが家の庭の、「えさ」の近くにいた金魚に気づいて、1匹だけ食べられてしまったという経緯です。
なぜ「えさ」を置いていたの?
なぜ「えさ」を置いたかというと、近くの山林から小さな野鳥が食べに来てくれるからです。
来ていた野鳥の種類はこんな感じです↓
ヤマガラ | |
ハクセキレイ | |
シジュウカラ | |
ヒヨドリ | |
スズメ |
特に、「ヤマガラ」は鳴き声がきれいで癒されますよ~^^
スズメの水浴び等も見ることができ、とても可愛らしかったです。
小さな野鳥を見たくて、「えさ」を置き始めました。
「えさ」はどんなものを置いていたの?
最初は、「ヒマワリの種」を。
その内に、柔らかくなってしまった「リンゴ」を置くようになると、少し大きめの「ヒヨドリ」が来るようになりました。
「ヒヨドリ」の次にリンゴ目当てで、「カラス」が来るようになりました。
カラスが来るようになった時点で、なぜリンゴを置くのを止めなかったの?
今思うと、カラスが来た時点ですぐにリンゴを置くのを止めればよかったと思います。
止めなかった理由は、カラスが来る日と来ない日があったからです。
ほとんどは、「ヒヨドリ」が食べに来ていた為、カラスに関しては油断していました。
金魚が食べられてしまった時の状況
金魚が食べられてしまったのは、恐らく朝方です。
というのも、前日の19時ころ金魚にえさをあげ、金魚が1匹いなくなっていることに気づいたのが、翌朝の7時だったからです。
カラスの生態について調べてみると、このように記載されていました。
カラスはまだ日が昇りきらない早朝から活動します。夜明けより約30分前にねぐらを飛び立ち、採食しに出かけます。食べ物をあさって満腹になると、昼間は休息したり、遊んだり、水浴びをしたりして過ごします。
引用元:鳩やカラスなど鳥害情報を発信【鳥害タイムズ】カラスの習性と生態を知ろう カラスの一日に密着!より
朝7時に外に出た時に、近くの電柱で2羽のカラスが鳴いていました。
カラスは3月~6月頃が繁殖期ということなので、夫婦の可能性もありますね。
水槽の状況は?何か対策はしていた?
屋外で大きめの水槽で飼っていたのですが、直射日光を避ける目的も兼ねて、次のような対策をしていました。
- 上に板を置いていた(隙間はあり)
- ホテイ草を入れていた
金魚が身を隠す場所はたくさんあったと思いますが、板の隙間から狙われてしまったようです。
カラスのことを詳しく!
今回の一件があり、カラスについて色々と調べたので参考にしてください。
カラスは「雑食性」
カラスは「雑食性」なので、色々なものを食べます。
例えば次のようなものです。
- 果物
- 木の実
- 野菜
- 昆虫
- 魚
- 小動物
- 残飯(生ごみ)
わが家は、畑の野菜や果物も食べられてしまう時があります。
今回狙われた金魚は、とても大きく、体長15㎝程でした。
金魚を狙われることにまで意識を向けられていなく、反省しました。
カラスは賢い
カラスは賢いという話は頭の片隅にありましたが、調べると、鳥類の中でも、高い知性を持っていることが分かりました。
近年では、カラスの脳に関して次のような研究結果が発表されています。
実は、20年ほど前までは、カラスを含め鳥類の脳には知性と関連する部位は少ないとされていました。ところが、その後研究が進み、鳥類にも哺乳類の「大脳皮質」に相当する記憶や判断といった高度な脳の機能を司る部分がある、と分かってきました。
特に顕著なのがカラスで、「経験をもとにして新たな行動をとる」という高い認知機能を司る部位が、ほかの鳥と比べて格段に多く、脳を広く覆っていることが明らかになったのです。
引用元:サイエンスZERO “羽毛のある類人猿”…! カラスの“あの”行動の理由は驚異の「脳」にあったより
道路にクルミを置いて、走行中の車に殻を割ってもらって食べる光景は、田舎に住んでいる者にとっては、さほど珍しくない光景です。
高い知性によって、新たに見つけた餌場の観察もされていたのかもしれません。
「えさ」を置くのを止めた、その後の様子
カラスに金魚を狙われてから、すぐにリンゴを置くのを止めました。
そして残った金魚を守る為、水槽の上にネットを置く対策を取りました。
その後の、残った金魚とカラスの様子をご紹介します。
残った金魚の様子
金魚は、1匹食べられてしまい、2匹は難を逃れました。
普段は、えさをあげようと近づくと水面に上がって顔を出してくれていたのですが、1週間ほど全く姿を現しませんでした。
怖い思いをして、隠れていたのだと思います。
それでも1週間くらいすると、また姿を見せるようになってきました。
カラスの様子
2羽のカラスが、2週間ほど電線に止まっていました。(恐らく日中もほとんど)
が、真夏日(30℃以上)に迫る日が出てくるようになってから、あまりカラスの鳴き声が聞こえなくなりました。
日中は涼しい場所にいるとともに、ここには「えさ」がないことに気づき、新たな餌場を探しているのかもしれません。
さいごに
今回は、自宅の庭を、自らカラスの餌場にしてしまった私の失敗談を詳しく紹介しました。
「リンゴ」を置き始めたことで、カラスが来るようになり、「リンゴ」の近くにいた金魚が食べられてしまったという経緯です。
今回の一件があったことで、カラスが「雑食性」であり、大きいものでは魚や小動物まで食べること、高い知性を持つことを知ることができました。
小さな野鳥を見る目的でエサを置く場合は、「ヒマワリの種」のみにする、金網などでエサ台を囲む工夫をするなどの対策が必要そうです。