私が今まで人間関係がうまくいかず、自分に自信を持てなかった理由は、勝手に他人と比較して自ら崖を下り、相手を悪者にし、自分を「被害者」にしていたからです。
そんな私も【ある2冊の本】との出会いによって、客観的に自分を見つめ直し相手を尊重できるようになったことで、「被害者キャラ」から脱出することができました。
その⑤つの方法とは、↓
①「自分のキャラ設定」を明確にする ②矢印は自分ではなく相手に向ける ③「人間関係」0か100で考えるのを辞める ④誰にでも丁寧に、フラットに接する ⑤相手を尊重し認める
です。
この⑤つの方法を実践する中で、ありのままの自分を受け入れられるようになったことと、自分の中で思う少しの努力で、自分に自信が持てるようになってきました。
私と同じように自分に自信がなく、人間関係がうまくいかないと悩んでいる方は、是非参考にしてみてください。
自信がないが故に、他人を肯定できずにいた今までの私
私は、自分に自信がないくせにプライドばかり高い人間で、人間関係に対してものすごく苦手意識を持って生きていました。
そして、何に対しても他人と比べ、勝手にへこんだり敵対視し、相手のことを尊重したり肯定することができず、否定的に捉えていました。
相手が自分より優れていると焦りを感じ、すごいと思っているのにどこかで「悔しい、、、」という感情が出て来て、素直に認めることができないでいたのです。
そして、その感情は「マウントを取る」「否定的な発言」「顔に出る」「避ける」という言動や態度に現れていました。
「何者でもない」と自分を下げ、そのくせ他人には自分を大きく見せようとする
「私は誰かの役に立っているのか?社会貢献できているのか?」
「私は何もかも中途半端で、何者でもない」と勝手に自分を下げている時期がありました。
すると、
「ありのままの自分を見せると、¨できない人¨¨使えない人¨と思われるんじゃないか」
「ありのままの自分を見せると、また¨変わった人¨と言われるんじゃないか」
と、不安を感じ、自分を大きく見せようとする感情が出て来てしまいます。
結果、「マウントを取る」ことに繋がり、相手を不快にさせ、不信感を与えるようになっていました。
勝手に相手を悪者にし、自ら崖を下り、被害者ぶる
相手を勝手に悪者にし、自ら崖を下り、被害者ぶるのも自信のなさから来るものです。
自信がないが故に、周りのちょっとした言動もマイナスに捉えてしまいます。
そして、「あのグループは、私のことが嫌いで、どうせ悪口を言っている」
「あの人は、私のことを避けている」
などと、自ら崖を下っては相手を勝手に悪者にし、被害者ぶっている自分がいました。
今思えば、他人に対する心の許容範囲が極端に狭かったように思います。
これでは自分の居場所がなくなって当たり前ですね。
人との距離感が分からず「0か100」で考えてしまう
私は、人との距離感が分からず「0か100」でしか考えられない極端な人間でした。
「この人とは仲良くなれそうだ」
「あの人とは合わなそうだ」
と、よく知りもしないのに勝手に判断し、中間の「それなりに付き合う」という柔らかい考え方が出来ていませんでした。
勝手に依存された相手も「重い」「迷惑」と感じてしまう人もいるだろうし、勝手にシャットダウンされた相手は「なんぞや?」と訳が分からない状態になってしまいますね。
【人間関係に悩み、自信がない私を変えた、2冊の本を紹介】
そんな私を変えてくれた、今でも何度も読み返すほど大切にしている2冊の本をご紹介します。
①「人の目を気にせずラクに生きるために黒猫が教えてくれた9つのこと」著者:金光サリィ氏
物語形式の本です。
人間関係に疲れた登場人物が、人と会話ができる黒猫「ライオン」と出会い、「対等コミュニケーション」を学んで行くお話です。
「対等コミュニケーション」を手に入れるためには「9つの黒猫思考」の考え方を実践していくのみ!
この「9つの黒猫思考」は今までの私になかった考えで、とても参考になりました。
どれも参考になりますが、私は特にこの⑧つめの黒猫思考を自分の中で大切にしています。
- ⑧ 人とフラットに接する ~「自分」と他人を対等に扱う~
黒猫思考はどんな人にも敬意を払ってフラットに接する。自分と他人を対等に扱うんだ。
「誰にでも同じ態度をとる」と決めておけばラクだし、一貫性のある自分に自信がついてくる。
※「人の目を気にせずラクに生きるために黒猫が教えてくれた9つのこと」大和書房 著者:金光サリィ氏より一部抜粋
どれもすぐに取り入れられる思考なので、自分でも驚くほど自分の考え方の変化を感じ、自信に繋がっていきますよ。
②「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、話し方・つながり方」著者:今井孝氏
いかなる場所においても、自分の「キャラ設定」がいかに大事なことかを教えてくれた本です。
この、自分の「キャラ設定」とは「ありのままの自分」でいいのです。
「ありのままの自分」では自信がない、、、ではなく、ありのままの自分を隠そうとしたり、「こうあるべき」と変にハードルを上げ「キャラ設定を間違える」から自信を失っていくと教えてくれています。
そして、全体を通じて言えることとしてこのように書かれています。
「自分は与える人間だ」
というキャラ設定をすることをお勧めします。
そうすることで、被害者キャラに陥らなくなります。
自分が「与える人」だとイメージしていると、誰かと会った時に「何かしてもらおう」と思うのではなく、「何かしてあげよう」と自然に考えられます。
※「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、話し方・つながり方」 幻冬舎 著者:今井孝氏より一部引用
私も常に自分に矢印が向いている人間だったので、「与える人」というキャラ設定にはとても助けられました。
「被害者」「何物でもない」意識から脱出できた⑤つの方法!
この2冊の本を読んで、次のように考えられるようになってくると、「被害者」「何物でもない」意識から脱出でき、人から好かれ、自分の居場所があることを実感できるようなってきました。
- 「自分のキャラ設定」を明確にする
- 矢印は自分ではなく相手に向ける
- 「人間関係」0か100で考えるのを辞める
- 誰にでも丁寧に、フラットに接する
- 相手を尊重し認める
①「自分のキャラ設定」を明確にすると、自分の居場所ができようになってきた
今までの私は、自信のなさから自分のことを大きく見せようとしていました。
「何でも完璧にできないといけない」、「弱みを見せたら見下される」と思い込んでいた部分もあります。
それを「自分のキャラ設定」を明確に出来たことで、様々な「こうあるべき」という考えに囚われて空回りすることがなくなりました。
「私はこういう人間です」
「こういうことはできますが、これは出来ないので教えてもらえますか(お願いしてもいいですか)」
「私はこれが苦手です」
自分の苦手なことや弱みを見せると、人が助けてくれるようになりました。
もちろん、苦手だからと言って投げ出すことはしません。自分の出来る範囲でがんばります。
「キャラ設定が明確」なので、人に流されず堂々とできるようになったことで、好感を持たれるようになりました。
②矢印は自分ではなく相手に向ける。「被害者キャラ」ではなく「与える人になる」
自分のキャラを意識して認識しないと、人は勝手にネガティブな発想をしてしまいます。
その中でも最も最悪なのが、自分は「被害者」というキャラ設定です。
なんだかいつも居心地が悪かったり、人間関係がうまくいかなかったりする人は、勝手に「被害者」になっている可能性が高いので注意してください。
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居心地の悪さは、自分に矢印が向いて被害者キャラになっているから感じます。
自分を「与える人」としてキャラ設定すると、相手に矢印が向くので、自然とそうした状況が改善されていきます。
※「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、話し方・つながり方」 幻冬舎 著者:今井孝氏より一部引用
私も常に自分に矢印が向いている人間だったので、「与える人」というキャラ設定にはとても助けられました。
③「人間関係」0か100で考えるの辞めたら楽になった
私のように「人間関係」を0か100で考えてしまう方は、「他人とはそれなりに付き合おう」と思うと、気持ちが楽になります。
0か100かではなく、人間関係の距離感にはグラデーションがあるのです。
※「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、話し方・つながり方」 幻冬舎 著者:今井孝氏より一部引用
私は、この言葉でやっと他人との距離感を理解することができました。
それまでは本当に分からず、近すぎたり、急に離れたりして、相手を戸惑わせていたのかもしれません。
それなりに付き合っていくうちに、グラデーションが濃くなったりする人と出会えたりするものです。
④誰にでも丁寧にフラットな対応を心がけたら、ブレない自分に自信がついてきた
私は、誰に対しても同じ態度を取ることを心がけています。
しかしこれも、私のように自信がない人間が実践すると効果的な方法だと感じています。
「別に誰に対しても同じ態度なんて取らなくていいでしょ!他人は他人なんだし。」という主人ような考えの方もいると思います。
ただ、私はこの方法で人間関係がすごく楽になりました。
「上下関係」「内と外を分ける」「人によって態度を変える」「上から目線で傲慢」「媚びを売る」と、人は人間関係でバランスを取っている中で、「私は誰に対しても態度を変えていないよ~」と思えると、とても自信に繋がりました。
格上の人に対しても、以前より緊張しなくなりましたし、強い人に対しても苦手意識なく話せるようになってきたと実感しています。
⑤相手を尊重し認めたら、自分のことも認めてくれるようになった
自分の自信のなさからくる「承認欲求」「劣等感」、諸々捨てて相手を認めて褒めるようにすると、コミュニケーションが楽しくなりました。
大人になると褒めたり、褒められる機会ってなかなかないのですが、やはり言葉にして伝えてもらうのは嬉しいものです。
「すごいね~」「頑張ってるね~」「助かるよ~」
コツは、必要以上に褒めないこと^^
言い過ぎると、相手も反応に困りますし、わざとらしくなってしまいます。
自然とこういった言葉が出てくると、相手も同じように肯定してくれ、人間関係が円滑になりますよ。
段々と自分を受け入れられるようになり、自信がついてきた
先ほどご紹介した【2冊の本】を読み、「キャラ設定」を明確にすることで、自分のことを客観視し受け入れられるようになってきました。
そして、どうしても被害者キャラに陥ってしまいそうな時は、繰り返し2冊の本を読み、矢印を相手に向けることと、目的・役割を明確にしてから出かけるようにしました。
すると、段々と人間関係における成功体験が増えていき、少しずつ自信に繋がっていったのです。
私の場合は、その成功体験をアウトプットできるように日記に残し、主人にも聞いてもらっていました。
少しの努力は必要!
そんな成功体験を通じて感じたことは、自信を持てるようになるためには、「自分の中で思う少しの努力」は必要だということです。
例えば私の場合は、自分を変えたくてコミュニケーションスキルに関する本を何冊か読み、自分にぴったりの2冊の本に出会えることができました。
敬語に自信がなかったので、敬語の勉強。
ロジカル思考を身に付けたくて論理的思考に関する本を読んだり、相手に分かり易く簡潔に伝える力を身に付けるためにPREP法を学んだりもしました。
すると、様々な場面で学んだことがちゃんと活かされていることに気付ける機会が出てきます。
その成功体験の繰り返しで自己肯定感が上がっていくのだと感じました。
自分を変えたいという強い気持ちがあるのであれば、前を向いて何かに取り組み、人と関わることが大切ということでしょうか。
さいごに
人間関係がうまくいかず、自分に自信を持てないでいた私。
【大切な2冊の本】との出会いによって、客観的に自分を見つめ直し相手を尊重できるようになったことで、ひとまず「被害者」「何物でもない」意識から脱出することができました。
これは今までの私からしたら大きな成長です^^
私が実践した⑤つの方法をどれか一つでも取り入れてみてください。
苦手に感じている人間関係に、少しでも変化が表れてくると思います。
私もまだまだ生きづらさを感じている内の一人ですが、一緒にがんばっていきましょう!