「リビングの大きな窓、やめればよかった…」後悔した家づくりの失敗談

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「リビングの大きな窓、やめればよかった…」後悔した家づくりの失敗談

家を建てるとき、「明るくて開放的な家にしたい!」と憧れていた私。

特に東側のリビングの大きな掃き出し窓は、こだわって採用しました。

でも、実際に住んでみると…「大きな窓、いらなかったな…完全にリサーチ不足だった~」と感じています。

理由としては、お部屋の断熱性が下がり光熱費がかさむ点と、視線が気になりレースカーテンを閉めっぱなしになる点です。

今回は、家を建ててから気づいた「リビングの大きな窓、やめればよかった…」後悔した家づくりの失敗談について、リアルな暮らしの声としてお伝えします。

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新築戸建て住宅。憧れていたリビングの「大きな窓」

新築戸建て住宅。憧れていたリビングの「大きな窓」

家を建てると決めたとき、絶対に叶えたいと思っていたのが「明るくて開放感のあるリビング」でした。

リビングの大きな窓から光がたっぷり入る空間。

自然と家族が集まり、心地よく過ごせる…そんな暮らしを想像して、わくわくしながら設計を進めたのを覚えています。

当時はこんなイメージを抱いていました。

  • 明るい自然光が差し込むおしゃれな家
  • リビングと庭の一体感
  • 解放感と非日常のような空間

でも、実際に住んでみると、想像とはまったく違う現実が待っていました。

実際に住んでみて分かった!リビングの大きな窓の後悔ポイント

わが家の実際のリビングの大きな窓。
▲わが家の実際のリビングの窓。窓ガラス3枚分で、通常の窓よりも高さのあるサイズを選択。

家づくりって、住む前は「これで完璧!」と思っていても、実際に暮らしてみて初めて気づくことってたくさんありますよね。

私の場合、リビングに設けた“大きな窓”がまさにそれでした。

暮らし始めてからじわじわと感じた、リビングの大きな窓の関する「思っていたのと違う…」「こうしておけばよかったかも」と思う点を、正直にお話しします。

① 壁と比べるとやっぱり寒い

どんなに高断熱の窓を選んでも、やっぱり壁と比べて冷える。

実際にわが家は、ガラスが二重になった「ペアガラス」を採用していますが、窓の近くへ行くと寒く感じます。

また、大きな窓があると部屋全体の断熱性が下がり、冷暖房の効きにも影響が出ます。

冬は暖房してもなかなか温まりにくく、夏は日差しで室温が上がりやすくなるため、光熱費がかさむ原因にもなってしまいます。

② 日差しが強すぎる

特に夏場は、朝から太陽の光がガンガン差し込んできて、カーテンを開けると「暑い!」と感じてしまうほどです。

日差しが強すぎるので、東側の大きな窓のカーテンは、朝から閉めっぱなしです。

③ 外からの視線が気になることで、大窓の良さを活かせずにカーテン閉めっぱなし

お隣や通行人からの視線が気になって、日中もレースカーテンは閉めっぱなし

明るさを取り込むつもりだった窓が、逆に暗さの原因になるなんて…思ってもいませんでした。

また、せっかく庭をきれいにしても、窓を開けて景色を楽しむ余裕もなく、「この大きな窓、何のためにあるんだろう…」と虚しくなる瞬間もありました。

「外からの目線」と「室内の明るさ」って、完全にトレードオフなんだな…と、住んで初めて実感しました。

④ 掃除が大変

大きな窓はとにかく、掃除が大変です。

高さのある窓なので、上の方まで手が届かず、掃除のたびに脚立を出してくるのがひと苦労。

ガラスの枚数が多いこともあり、1回の掃除にかなりの時間と労力を取られてしまいます。

特に外側のガラスは、雨が降ったあとに汚れがこびりついたり、風で飛んできた砂ぼこりが目立ったりと、気づけばすぐにくもったような状態に。

内側も子どもが触った手の跡やホコリが意外と目立ちます。

⑤ 家具が配置しずらい

リビングの大きな窓は開放感があって魅力的ですが、そのぶん壁が減ることで家具の置き場所に困りました。

収納棚やソファも置けるスペースが限られていて、「もうちょっと壁があれば…」と何度も思いました。

窓が大きい分、レイアウトの自由度が下がってしまって、結果的に“映え”より“使い勝手”を優先すべきだったなと後悔しています。

⑥ 結露は意外と起きなかった…なぜ?

大きな窓といえば「結露がすごい」とよく聞きますが、わが家の場合は意外にもほとんど結露がありません。

理由として考えられるのは、蓄熱暖房(蓄暖)を採用していること。

室内の温度が安定していて、空気も乾燥しやすいので、ガラスに水滴がつきにくいようです。

寒冷地でも暖房方式によって暮らしやすさがかなり変わるんだなと感じています。

リビングの窓、今ならこうしたい!

家づくりは一生に一度。

だからこそ、リビングの窓、今ならこうします!

  • 窓のサイズは「暮らし」に合わせて選ぶ
  • 開放感よりも断熱性・プライバシーを優先
  • カーテンを閉めっぱなしになる場所に大きな窓はつけない
  • 家具の配置を先に考える

大きな窓は素敵です。

でもそれが“自分たちの暮らしに合うか”は、よくよく考える必要があると実感しています。

窓のサイズは「暮らし」に合わせて選ぶことがカギ!

窓のサイズは「暮らし」に合わせて選ぶことがカギ!

リビングの窓のサイズで大切なのは、「わが家の暮らしにそれが合っているかどうか」。

住んでから分かりましたが、窓はインテリアではなく、生活の一部として機能するものです。

例えば、日中ほとんど家にいないご家庭なら、南向きの大窓は思った以上に意味がないかもしれません。

逆に在宅時間が長く、日差しの入りすぎに悩まされる…ということも。

また、家具の配置や収納とのバランスも重要で、「ここに棚を置きたかったのに、窓が大きすぎて無理だった」「日差しで家具が日焼けした」など、窓の大きさが“暮らしの邪魔”になってしまうケースも意外と多いことが分かりました。

窓はただの“外とのつながり”ではなく、光・風・視線・音・断熱性・安全性など、暮らしに密接に関わる大事な要素だからこそ、「おしゃれだから」ではなく、「どう暮らしたいか」に合わせてサイズと位置を決めることが後悔を防ぐカギになることを実体験を通して学びました。

おわりに

「窓は大きいほうがいい」「とにかく明るく」といった家づくりの“思い込み”。

それが、暮らし始めてから「後悔ポイント」に変わることもあるんだと、今回の経験で感じました。

もしこれから家を建てる方がいたら、どうか「見た目の良さだけでなく、暮らしやすさも大切にしてほしい。」

この失敗談が、どなたかの家づくりのヒントになればうれしいです。

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