PTAや保護者会の連絡ツールに、LINEの「オープンチャット」がおすすめな理由は、個人情報を守りながらコミュニケーションが取れるという点です。
同じような機能の「LINEグループ」と違って、LINEアカウントを交換せずに、チャット内の繋がりだけで連絡を取り合うことが可能になります。
実際に、一年間で任期を終えるPTAと保護者会の連絡ツールにオープンチャットが採用され、気軽に使えてとても便利だな~と感じました。
今回は、PTAや保護者会の連絡ツールにLINEのオープンチャットがおすすめな理由と、始め方の手順を画像付きで、詳しく紹介していきたいと思います。
LINEの「オープンチャット」とは?

LINEのオープンチャットとは、LINEアプリで共通の趣味や関心を持つ人たちが、LINEアカウントを交換をしなくても繋がることのできるサービスです。
利用者数が3,000万人を突破し、最近では10代から50代以上まで幅広い世代が利用する注目のサービスとなっています。
PTAや保護者会の連絡ツールにLINEの「オープンチャット」がおすすめの理由は?

PTAや保護者会の連絡ツールにLINEのオープンチャットがおすすめの理由は、個人情報を守りながらコミュニケーションが取れるという点です。
同じような機能の「LINEグループ」と違って、LINEアカウントを交換せずに、チャット内の繋がりだけで連絡を取り合うことが可能になります。
そして、匿名で参加できるため、「○年○組:子どもの名前:母」という感じで、参加者全員が把握しやすいような名称に指定することもできます。
それでは、PTAや保護者会の連絡ツールにLINEのオープンチャットがおすすめの理由を、一つづつ詳しく見ていきましょう。
①誰でも簡単に使いこなせる
まず、LINEアプリ自体、すでに多くの保護者が利用されているため、新たなアプリをインストールしたり覚えたりする必要がありません。
オープンチャットの使い方は、通常のLINEと全く同じ感覚です。
トークルーム上でトークをしたり、スタンプを送ってやりとりします。
「LINEグループ」と異なる点は、自分が参加する以前のトークルーム上でのやり取りも確認できることです。
途中から参加した人でも、現状に至った流れを、しっかり把握することができますよ。
②プライバシーを守れる
LINEのオープンチャットは、通常の「LINEグループ」とは異なり、参加者同士の個別のLINEアカウントを公開せずに連絡を取ることができます。
他の参加者を友だち追加したり、一対一でメッセージを送り合うこともできない為、プライベートと分けやすく、気軽に参加しやすいのもメリットです。
また、匿名で参加できるため、「○年○組:子どもの名前:母」という感じで、参加者全員が把握しやすいような名称に指定することもできます。
③参加・退出が自由で管理しやすい
オープンチャットは、参加・退出が自由な点がとても便利です。
「LINEグループ」の場合、退出するタイミングや、退出する際の挨拶などで、少し面倒だなと思った経験はないでしょうか。
その点、オープンチャットは、使用目的を終えると、管理者が年度末に「削除」してくれ、それで終了となります。
管理者一人の操作で簡単に終えることができるので、管理がしやすい点がメリットです。
これらの特徴から、LINEのオープンチャットはPTAの連絡ツールとして非常に使いやすく、効率的であり、保護者同士のコミュニケーションを円滑にするために役立ちます。
LINEのオープンチャットを始める手順は簡単です。
画像付きで紹介していきます。
PTAのLINEオープンチャットを始める手順

LINEのオープンチャットを始める手順を、画像付きで紹介していきます。
1. LINEを開く
LINEアプリをスマートフォンで開きます。
2. 「ホーム」タブを開き、サービス内の「オープンチャット」をタップ

LINEアプリの画面下部にある「ホーム」タブをタップします。
真ん中あたりに出てくる「サービス」内の「オープンチャット」をタップします。
3. オープンチャットの作成

画面下部に出てくる「オープンチャット」の作成マークをタップします。
4. オープンチャットの基本情報を入力します※検索許可はチェックを外す

「オープンチャット名」を入力します。(例:「PTA○○部」など)
アイコン画像や説明文を追加することもできますが、ここでは任意です。
「#」部分で、参加者全員が把握しやすいような名称に指定する文言を入力しても良いですね。(例:「○年○組:子どもの名前:母」など)

この時に、カテゴリー下部にある「検索を許可」のチャックは外しましょう。
検索を許可した場合、自分のオープンチャットが検索結果に表示されるようになってしまいます。
ご自身のオープンチャット内のニックネームを入力して、トークルームが作成完了です。
5. 参加コードの設定をする
「検索を許可」のチャックは外したので、作成したオープンチャットは非公開の状態です。
参加コードを知っている人のみ、オープンチャットに参加できるようになります。
「参加コード」の作成手順は次の通りです。
- トークルーム内上部、縦3つの点>[詳細設定]をクリック
- [オープンチャット管理]>[参加コードの入力]をクリック
- 任意の参加コードを入力し、 ✓をクリック
6. 参加者の招待
オープンチャットへの招待方法は4つあります。
- 友だちを招待
- リンクをコピー
- リンクをシェア
- QRコードをシェア
PTAや保護者会の連絡ツールとして使用する場合、LINEの交換をしていない方がほとんどだと思います。
人数が多い場合は、「QRコード」「参加コード」「簡単な説明文」を記載したプリントを配布する方法がスムーズでした。
7. オープンチャット開始
参加者が集まったらチャットを開始して、メッセージや画像、ファイルを送信してコミュニケーションを始めましょう。
簡単にグループ内の情報交換や連絡を行うことができ、PTA活動にとても便利でしたよ。
8. 年度末にオープンチャットを終了する(管理者)
年度末にオープンチャットを完全に終了したい場合は、管理者が以下の手順でチャットを削除できます。
- オープンチャットを開きます。
- 画面上部のチャット名をタップして、設定画面を開きます。
- 「オープンチャット設定」をタップ。
- 設定画面を下にスクロールし、「オープンチャットを削除」を選択。
- 確認メッセージが表示されるので、「削除」を選択で完了。
これでオープンチャットが完全に終了し、全員がそのチャットに参加できなくなります。
オープンチャットを終了すると、参加者はすべて退室し、チャット履歴も消去されるため、事前に必要な情報を保存しておくことをお勧めします。
管理者がオープンチャットを削除すると、そのグループ内の他の管理者も退室扱いとなり、復元はできなくなりますので注意が必要です。
さいごに
LINEのオープンチャットは、LINEアカウントを交換せずに、チャット内の繋がりだけで連絡を取り合うことが可能なサービスです。
個人情報を守りながらコミュニケーションが取れるので、PTAの連絡ツールとして非常に使いやすく、効率的であり、保護者同士のコミュニケーションを円滑にするために役立ちます。
是非参考にしてみてください。
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