【お手数をおかけします】には、「手数」=手間や労力に対して、感謝や恐縮する意味が込められています。
「おてすうをおかけします」と読み、相手に何かを依頼する際や、協力を得る場面で使います。
ビジネスや日常の会話でよく使われる表現です。
それでは、【お手数をおかけします】の意味や例文を、サクッと学んでいきましょう!
【お手数をおかけします】の意味

【お手数をおかけします】には、「手数」=手間や労力に対して、感謝や恐縮する意味が込められています。
「おてすうをおかけします」と読みます。
話し言葉の際は【お手数おかけします】と使っても問題はありませんが、文法的に正しいのは【お手数をおかけします】なので、テキスト入力の際は「を」をはさみましょう。
【お手数をおかけします】はどんな時に使うの?使用例も紹介

【お手数をおかけします】は、相手に何かを依頼する際や、協力を得る場面で使います。
相手の労力や手間に対して感謝や恐縮する気持ちを込めて使う表現です。
具体的にはこのような場面です↓
- 資料の確認を依頼する
- メールの返信を依頼する
- 作業数が多いことに対して協力を得る
- 確認事項に対する対応
それでは、【お手数をおかけします】の使用例を見ていきましょう。
①仕事における【お手数をおかけします】の使用例
仕事における、【お手数をおかけします】を用いた具体的な使用例をご紹介します。
- 「お手数をおかけしますが、こちらの書類をご確認いただけますでしょうか。」
- 「お手数をおかけしますが、今一度ご連絡いただけますと幸いです。」
- 「お手数をおかけしますが、ご対応をよろしくお願いいたします。」
②日常会話における【お手数をおかけします】の使用例
日常会話における、【お手数をおかけします】を用いた具体的な使用例をご紹介します。
- 「お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」
- 「お手数をおかけしますが、もう一度説明していただけますか?」
- 「お手数をおかけし、申し訳ございません。」
③メールにおける【お手数をおかけします】の使用例
メールにおける、【お手数をおかけします】を用いた具体的な使用例をご紹介します。
- 「お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。」
- 「お手数をおかけしますが、ご確認のほどお願いいたします。」
【お手数をおかけします】を使う際のポイント

【お手数をおかけします】は、相手に何かを頼む際の「クッション言葉」として、使うと好印象な言葉です。
それを踏まえた上で【お手数をおかけします】を使う際のポイントは、幾つかご紹介します。
相手の負担を考慮したうえで使用する
実際に相手に手間をかける場合に使うのが適切であり、安易に使いすぎると形式的になりすぎることがあるので注意しましょう。
過度に多用すると、相手を不快な気持ちにさせる可能性もあります。
感謝の言葉とセットで使うとより丁寧に
例えば、「お手数をおかけします、ありがとうございます」と添えると、より気遣いのある表現になります。
「お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします」と結ぶことで、相手に敬意を示すこともできます。
状況に応じて類似表現を使い分ける
「ご迷惑をおかけします」は、相手に負担や不都合をかける場合に適しています。
一方、「お手数をおかけします」は、相手に作業や手続きなどの手間をお願いする際に適した表現です。
場面に応じて使い分けましょう。
親しい相手や同僚には、もう少しくだけた言い方を使おう!

【お手数をおかけします】は、親しい相手や同僚に使う際は、もう少しくだけた言い方が好印象です。
- 「お手数かけちゃってごめんね。」
- 「お手数おかけします。」
- 「お手数かけて申し訳ない、ありがとう。」
- 「お手数かけるけど、よろしくね。」
親しい相手や同僚には、このように柔らかい言い方をすると、より円滑な人間関係が築けそうですね。
さいごに
「お手数をおかけします」は、相手に負担をかけることを申し訳なく思う気持ちを表す丁寧な表現です。
適切な場面で使うことで、円滑なコミュニケーションを図ることができますね。
参考になれば幸いです^^
同じクッション言葉として使える、【恐れ入ります】の意味や例文はこちら↓