【昭和の古いお金】最寄りの銀行で交換してみた!そもそもお店では使える?かも調査!

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【流通していない昭和の古いお金】最寄りの銀行で交換してみた!そもそもお店では使える?かも調査!

昭和に発行された、「百円紙幣や五百円紙幣」などの古いお金は、最寄りの銀行で交換してもらうことが可能です。

祖母から、現在ではあまり見かけない昭和の古いお金をもらった娘が、夏休み中に実際に銀行へ行って交換してもらいました。(保護者同伴)

その時の体験談を基に、電話でのやり取りから手続きの内容まで、交換の手順を詳しく紹介していきたいと思います。

そして、娘も疑問に思っていた…

「そもそも現在流通していない昭和の古いお金は、お店で使うことは可能なのか?」

についても、銀行の窓口担当者からご返答いただくことができたので、併せて紹介していきますね^^

タップできる目次

昭和の古いお金の交換【銀行への問い合わせ~交換手続きまで】

昭和の古い紙幣と硬貨は、状態にもよりますが、最寄りの銀行で交換してもらうことが可能です

スムーズに交換手続きを行う為にも、まずは銀行へ電話で問い合わせることをおすすめします。

【銀行への問い合わせ~交換の手続きまで】の流れを、体験談を基に詳しく紹介していきたいと思います。

STEP
最寄りの銀行へ電話で問い合わせる

実際に電話でやり取りした内容です。

小学6年生の娘が、最寄りの「信用金庫」へ問い合わせました。

お聞きしたいことがあるのですが、昔の古いお金を○○信用金庫さんで交換することはできますか?

電話担当者

「古いお金の交換」ですね。
はい、承っております。

一点だけ、お金の状態によっては交換できない場合もありますので、
交換したいお金を持って窓口までお越しいただけますでしょうか。

分かりました。ありがとうございます。

電話担当者

窓口でお金の状態を確認した上で、両替可能であればそのまま両替いたします。
交換するお金をご持参のうえ、ご都合の良い時にお気をつけてお越しください。

以上が電話での内容です。

「交換」ではなく「両替」扱いになるんですね

STEP
銀行窓口で両替手続きを行う

後日、銀行の営業時間内に、昔のお金を封筒に入れて伺いました。

受付の際に、古いお金を交換してもらいたいことと、電話で問い合わせたことを伝えると、すぐに両替手続きを行ってくれましたよ。

両替手続きの内容は、次の通りです。

  1. お金の状態の確認
  2. 合計金額の計算
  3. 「両替依頼書」へ金額・住所・氏名・電話番号を記入(銀行によっては住所記入欄なし)
  4. 現在流通しているお金と交換して完了

身分証明書の提示や、押印なども必要なく、両替依頼書への簡単な記入のみで交換してもらえました。

ちなみに、手数料も発生していません。

しかし、手続きに必要な持ち物は銀行によって異なる可能性もあるので、まずは電話で相談されることをおすすめします

ちなみに、小学6年生の娘が用紙に金額の記入をしていましたが、「住所・氏名・電話番号」の部分は保護者でないと受け付けてもらえませんでした。

初めての銀行窓口での手続き体験でしたが、窓口担当の方が終始丁寧に対応してくださいました。

「古いお金は、おじいちゃんかおばあちゃんからいただいたの?」

などと、声を掛けて下さり、銀行の様子も興味深そうに見学していて、とても良い経験ができました。

今回交換した昭和の古いお金=合計1350円

今回交換した、古いお金の写真です。

内容をまとめました。

100円紙幣:昭和28年(1953年)発行

日本銀行券B号券
▲日本銀行券B号券
  • 正式名称:日本銀行券B号券 百円券
  • 肖像:板垣退助
  • 発行開始日:昭和28年(1953年)12月1日
  • 発行停止日:昭和49年(1974年)8月1日
  • 寸法:縦76mm×横148mm

500円紙幣:昭和44年(1969年)発行

日本銀行券B号券 / 日本銀行券C号券
▲上:日本銀行券B号券 / 下:日本銀行券C号券
  • 正式名称:日本銀行券C号券 五百円券
  • 肖像:岩倉具視
  • 発行開始日:昭和44年(1969年)11月1日
  • 発行停止日:平成6年(1994年)4月1日
  • 寸法:縦72mm×横159mm

100円白銅貨(記念硬貨):昭和42年(1967年)発行 / 50円ニッケル貨(菊花):昭和34年(1959年)発行

「表」上:100円白銅貨(記念硬貨) / 下:50円ニッケル貨(菊花)
▲「表」上:100円白銅貨(記念硬貨) / 下:50円ニッケル貨(菊花)
  • 正式名称:昭和天皇御在位50年記念100円白銅貨
  • 図柄:皇居 / 菊の御紋
  • 発行日:昭和51年(1976年)12月23日
  • 追加発行日:昭和52年(1977年)2月3日
  • 素材:胴75% / ニッケル25%
  • 直径:30.0mm
  • 正式名称:50円ニッケル貨
  • 図柄:菊花
  • 発行開始日:昭和34年(1959年)
  • 発行停止日:昭和41年(1966年)
  • 素材:ニッケル100%
  • 直径:25.0mm
「裏」上:100円白銅貨(記念硬貨) / 下:50円ニッケル貨(菊花)
▲「裏」上:100円白銅貨(記念硬貨) / 下:50円ニッケル貨(菊花)

交換した1000円紙幣:令和6年(2024年)7月3日発行

日本銀行券F号券と硬貨
▲日本銀行券F号券と硬貨
  • 正式名称:日本銀行券F号券 千円券
  • 肖像:北里柴三郎
  • 発行開始日:令和6年(2024年)7月3日
  • 寸法:縦76mm×横150mm

流通していない昭和の古いお金は、お店で使うことは可能なのか?

今回交換してもらった昭和の古いお金「百円紙幣」や「五百円紙幣」などは、今でもお店で使うことが可能です

銀行の窓口担当の方が、丁寧に教えてくださいました。

この古いお金は、お店で使うことはできるんですか?

窓口担当者

はい、こちらの100円記念硬貨はお使いいただけませんが、それ以外の紙幣と50円硬貨はお店でお使いいただいても問題ございません。

ただし、お店側がそれを把握していない場合もあるかもしれないので、今回のように予め交換してからお店で使った方が、お買い物がスムーズかもしれません。

分かりました。ありがとうございます。

窓口担当者

「日本銀行のホームページ」に、今でもお店で使えるお金が掲載されているのでご覧になってみてください。

とのことで、日本銀行のホームページを調べてみると、【現在発行されていないが有効な銀行券】という項目で、今でも使えるお金が掲載されていました。

一覧にまとめたので参考にしてください。

現在発行されていないが、お店で使える有効な紙幣・硬貨一覧

一万円券(旧:福沢諭吉)一万円券(旧:福沢諭吉)昭和59年(1984)~平成19年(2007)
一万円券 聖徳太子一万円券(聖徳太子)昭和33年(1958)~昭和61年(1986)
五千円券 新渡戸稲造五千円券(新渡戸稲造)
※写真中央
昭和59年(1984)~平成19年(2007)
五千円券 聖徳太子五千円券(聖徳太子)昭和32年(1957)~昭和61年(1986)
千円券(夏目漱石)千円券(夏目漱石)昭和59年(1984)~平成19年(2007)
千円券 伊藤博文千円券(伊藤博文)昭和38年(1963)~昭和61年(1986)
千円券 聖徳太子千円券(聖徳太子)昭和25年(1950)~昭和40年(1965)
百円券 板垣退助百円券(板垣退助)昭和28年(1953)~昭和49年(1974)
百円券 聖徳太子百円券(聖徳太子)昭和21年(1946)~昭和31年(1956)
五十円券(高橋是清)昭和26年(1951)~昭和33年(1958)
十円券(国会議事堂)昭和21年(1946)~昭和30年(1955)
五円券(彩紋)昭和21年(1946)~昭和30年(1955)
一円券(二宮尊徳)昭和21年(1946)~昭和33年(1958)
一円券(武内宿禰)昭和18年(1943)~昭和33年(1958)
一円券(大黒像)明治18年(1885)~昭和33年(1958)
一円券(武内宿禰)明治22年(1889)~昭和33年(1958)
500円貨:ニッケル黄銅(表:桐・裏:竹/橘)平成12年(2000)~
500円貨:白銅(表:桐・裏:竹/橘)昭和57年(1982)~平成11年(1999)
100円貨:銀(表:稲穂・裏:分銅)昭和34年(1959)~昭和41年(1966)
100円貨:銀(表:鳳凰・裏:日章/桜花)昭和32年(1957)~昭和33年(1958)
50円貨(ニッケル)50円貨:ニッケル(表:菊花・裏:ー)昭和34年(1959)~昭和41年(1966)
50円貨:ニッケル(表:菊花・裏:分銅)昭和30年(1955)~昭和33年(1958)
10円貨:青胴(表:平等院鳳凰堂、唐草・裏:常磐木)昭和28年(1953)~昭和33年(1958)
※製造開始は昭和26年(1951)
5円貨:黄胴(表:稲穂/歯車/水・裏:双葉)昭和24年(1949)~昭和33年(1958)
5円貨:黄胴(表:国会議事堂/唐草・裏:鳩/梅花)昭和23年(1948)~昭和24年(1949)

思わぬトラブルを避けるためにも…

銀行窓口の方も教えてくださいましたが、昭和の古いお金をお店で使う際、お店側が使えることを把握していない場合も考えられます。

有効ではあっても、あまり流通していないが故に、次のようにお店側の負担になってしまうことも考えられます。

  • 現在でも有効なお金か、確認する手間が生じる
  • 責任者へ確認する手間が生じる
  • 他のお客様へおつりとして渡せないので、お店側が銀行窓口で両替することになる

思わぬトラブルを避ける為にも、現在流通しているお金に予め両替してから使う方が、双方にとってスムーズかもしれませんね。

古いお金は、銀行ならどこでも交換可能なの?

今回は、最寄りの信用金庫で古いお金を交換してもらいましたが、銀行ならどこでも交換してもらえるわけではありません。

対応可能な銀行をまとめました。

  • 日本銀行(財務省所管の銀行の銀行)
  • 都市銀行
  • 地方銀行
  • 信用金庫

わが家の場合だと、住んでいる地域が田舎なので、「地方銀行」か「信用金庫」が対応可能な最寄り銀行ということです。

では逆に、対応していない銀行はどこでしょうか。

  • ゆうちょ銀行(郵便局)

郵便局では両替の業務自体を取り扱っておらず、交換してもらえないので覚えておきましょう

さいごに

昭和に発行された、「百円紙幣や五百円紙幣」などの古いお金は、最寄りの銀行で交換してもらえることが分かりました。

古いお金の一部は、現在もお店で使うことが可能ですが、お店側の負担も考えると、流通しているお金に予め両替しておく方が双方にとってスムーズかもしれませんね。

そして、古いお金といっても、破れたり損傷が激しいお金はもちろん使えないので、銀行へ問い合わせて交換してもらうことをおすすめします。

破れてしまったお札の交換に関する記事は↓こちらをご覧ください。

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