登校班をスムーズに運営するために、事前にルールを決めておくと安心です。
学校や地域によっては、ある程度ルールが決まっている場合もありますが、「なあなあになってしまっている…」なんて声もチラホラ。
通学路の危険カ所や、緊急時に駆け込める場所として「子どもを守る安心の家」、大人のいる場所(店舗など)の確認をすることも大切ですね。
今回は、登校班で子どもたちが安全に登校できるよう、事前に決めておいた方が良いルールや確認事項をまとめたので、参考にしてください。
【登校班】決めておくと良いルールまとめ

登校班では、子どもが安全に登校できるよう、事前に幾つかのルールを決めておくとスムーズです。
登校班で決めておくと良いルールは次の通りです。↓
- 集合・出発のルール
- 歩き方のルール
一つずつご紹介します。
①集合・出発のルール
登校班で学校へ行く際、必ず集合時間と集合場所を事前に知らせましょう。
その他にも遅刻した場合の対応や、欠席する際の連絡方法を決めておくと、出発がスムーズになります。
- 集合時間・場所(例:「〇時〇分に〇〇公園前」)
- 遅刻した場合の対応(例:「5分待って来なければ出発する」)
- 欠席の連絡方法(例:「朝7時までに班長へ連絡」)
今は、登校班のLINEグループやオープンチャットで連絡を取り合うのが主流になっています。
急な欠席連絡などにも対応できるので、ありがたいツールですよね。
登校班の連絡に関する記事はこちらを参考にしてください↓

②歩き方のルール
登校班の歩き方は、並ぶ順番を決めておくとスムーズです。
班長は横断旗を持って先頭を歩き、副班長は後方から危険のないよう見守る配置が多いかと思います。
横断歩道を渡る際は全員で渡れるよう、信号が点滅し始めたら止まるなど、判断基準を班長と共有しておくといいですね。
- 歩く順番(班長・副班長を先頭と後方に配置)
- 横に広がらず、1列で歩く
- 走らず、他の列を無理に追い抜こうとしない
- 道路の横断は必ず全員揃って
【登校班】安全に登校するための確認事項まとめ

登校班では、子どもたちが安全に登校するための、大切な確認事項があります。
登校班の確認事項は、次の通りです。↓
- 安全な歩き方の確認
- 危険カ所・要注意カ所の確認
- 緊急時の対応や「子どもを守る安心の家」の確認
- 不審者対策
一つずつご紹介します。
①安全な歩き方の確認
安全な歩き方の確認として、まずは落ち着いた気持ちで歩くことが大切です。
ふざけたりせず、一列で歩道を歩き、次の交通ルールを守って安全に歩きましょう。
- 「止まる・見る・待つ」を徹底する
- 絶対に飛び出さない
- 車が止まるまで待つ
②危険カ所・要注意カ所の確認

登校班における危険箇所の確認は、安全な登下校を実現するために重要です。
学校や自治体が作成した通学路の安全マップを参考にし、危険な場所(交通量の多い交差点、見通しの悪い場所など)を確認しましょう。
また、新学期や交通事情の変化に合わせて、定期的に通学路の安全確認を実施することも大切です。
③緊急時の対応や「子どもを守る安心の家」の確認

登校班の緊急時の対応を児童に伝えておくことは大切です。
特に「子どもを守る安心の家」は、子どもが緊急時に駆け込める場所として地域の方にご協力いただいている制度です。
「子どもを守る安心の家」や、大人がいる場所(店舗や交番)の場所を一緒に確認することも大切ですね。
登校班が始まる前に児童に以下の内容を伝えておきましょう。
- 「子どもを守る安心の家」や店舗、交番の場所の確認
- 登校中に事故・トラブルが起きたら(例:「近くの大人や学校に連絡」)
- 台風・大雪・地震時の対応(警報時の登校可否・連絡方法を確認)
- 班長が休みの際の代わりの子(副班長が代行など)
④不審者対策
登校班で、不審者に遭遇した際の約束ごとを確認することも大切です。
全体で確認することで、個々の意識づけにつながります。
下校の際はなるべくまとまって帰ったり、集団の近くを歩くなど、一人にならないよう行動することが大切ですね。
- 【知らない人に声をかけられても近づかない】→ 「お菓子あげる」「親が迎えに来られない」など、不審な誘いには乗らない。
- 【距離を取ってすぐに逃げる】→ 体をつかまれそうになったら「助けて!」と大声を出す。
- 【知らない人に声をかけられても近づかない】→ 「お菓子あげる」「親が迎えに来られない」など、不審な誘いには乗らない。
- 【距離を取ってすぐに逃げる】→ 体をつかまれそうになったら「助けて!」と大声を出す。
- 【防犯ブザーを活用】→ 登下校時に防犯ブザーを携帯し、いつでも使えるようにする。
「いかのおすし」を徹底

子どもの防犯標語「いかのおすし」を一緒に確認しましょう。
「いか」=ついていかない
「の」=車にのらない
「お」=おお声でさけぶ
「す」=すぐ逃げる
「し」=大人にしらせる
登校班の班長・副班長の児童に定期的に様子を聞く
登校班の班長・副班長の児童に、子どもたちの様子を定期的に聞くことも大切です。
時に、「下級生が言うことを聞いてくれなくて困っている」など、子どもだけでは対処できない事例が起こることもあります。
そんな時は、大人である連絡委員が、再度安全な登校に関する話をするなどの配慮が必要です。
安全な登校ができるよう、連絡委員を中心にサポートしていきましょう。
さいごに

登校班では、事前にルールを決めて共有すると、子どもも大人も安心して登校できます!
通学路の危険カ所や要注意カ所は定期的に見直して、子どもたちと確認することも大切ですね。
登校班のLINE連絡を、スムーズに取り合うポイントはこちら↓
