子どもの歯の生え変わりに関する、わが家の体験談です。
上の前歯の乳歯がグラグラせず、なかなか抜けない状態のまま、後ろから永久歯が生え始めて来てきてしまいました。
「そのうち、永久歯に押されて抜けるだろう。」と、様子を見ていたのですが、抜ける気配がありません。
どんどん出てくる永久歯は、正面から見て斜めに生えてきてしまいました。
歯医者さんへ相談しに行くと、「乳歯を抜歯する」という話になったのですが、抜いてもらった乳歯の根がなんとすごく長かったのです!
この溶けずに残った根っこのせいで乳歯が抜けず、永久歯が斜めに生えてきてしまっているという状態でした。
子どもの歯の生え変わりに関して、心配なことがあったら早めに受診した方が良いと感じた、わが家の体験談をご紹介します。
【子どもの歯の生え変わりに関する体験談】上の前歯の永久歯が斜めに生えてきた時の、詳しい状況
子どもの歯の生え変わりに関する、わが家の体験談です。
子どもの上の前歯の乳歯がなかなかグラグラせず、抜けない状態のまま、後ろから永久歯が生え始めて来てきてしまいました。
永久歯は、乳歯をよけるように、斜めに生えてきています。
「そのうち、永久歯に押されて抜けるだろう。」と、様子を見ていたのですが、抜ける気配がありません。
どんどん出てくる永久歯は、正面から見て思いっきり斜めに生えてきてしまいました。

あぁ~どうしよう。。。上の前歯なんて一番目立つ部分なのに、こんなに斜めに生えちゃってる。。。
斜めに生えてきてしまった永久歯が三分の一ほど出てきても、乳歯が一向に抜ける気配がなかったので、歯医者さんを予約し、相談することにしました。
斜めに生えてきた永久歯と、抜けない乳歯。歯医者さんでの対応


歯医者さんへ行くと、抜けない乳歯と斜めに生えている永久歯を見て、まずレントゲン撮影をしてくれました。
すると、



乳歯の根が溶けていなく、残っている状態です。
永久歯の歯並びに影響するので、このまま抜歯しますね。



そうなんですね。
はい、よろしくお願いします。
という流れで、その日の内に抜歯していただいたのですが、先生が言った「乳歯の根が溶けずに残っている。」という意味が、実際に抜いてもらった乳歯を見てはっきり理解できました。
実際の写真がこちら↓


左:「根が溶けずに残った乳歯」が、抜歯していただいた乳歯。
右:「根が溶けて正常に抜けた乳歯」が、自宅で正常に抜けたもう一本の前歯の乳歯です。



はい、頑張りましたよ。
このように、根っこが残っていたので乳歯がグラグラしてこない状態でした。
抜歯後、再度レントゲン撮影をして確認しましたが、全てしっかり取り除いたので心配いりませんよ。



良かったです。本当にありがとうございました。
という流れで、無事乳歯の抜歯が完了しました。
このように、乳歯の根が溶け切らず残ってしまう症例があることを知らなかったので、受診し相談をして本当に良かったです。
なんなら、もう少し早く受診しても良かったと反省しました。
「乳歯の根が溶ける」とはどういう意味?歯の生え変わりの仕組み


歯の生え変わりの際、乳歯の根が溶けてグラグラになり抜け落ちるのが、本来の流れのようです。
「永久歯へ生え変わる仕組み」として、ライオン歯科衛生所のサイトにこのように記載されています。
- 顎の中(乳歯の下)で永久歯のもとになる歯胚ができ、時間をかけて成長していきます。
- 永久歯の歯冠部が完成し、歯の根の部分が作られ始めると、乳歯の根を溶かす細胞が現れ、永久歯の上にある乳歯の根は少しずつ溶かされていきます。
- 乳歯の根が溶けていくと、乳歯はグラグラになり抜け落ち、永久歯が顔を出します。
※ライオン歯科衛生所のサイトより引用
下から出てくる永久歯が、永久歯の上にある乳歯の根を溶かす細胞を出しているんですね。
抜歯後、斜めに生えた上の前歯の永久歯は正常な位置に戻った?


斜めに生えてしまった上の前歯の永久歯は、その後ゆっくり動き、まっすぐな前歯になりました。
抜歯後の歯医者さんとのやり取りは、このような感じです。



先生、この斜めに生えてしまった永久歯はどうなるのでしょうか?



乳歯が抜けて、スペースができたので、正常な位置に動いてくると思いますよ。様子を見て大丈夫だと思います。



分かりました。ありがとうございました。
それでも、場所が場所(上の前歯の永久歯)だったもので、念のためセカンドオピニオンで、歯列矯正を行っている歯医者さんでも相談してみました。(抜歯した歯医者は歯列矯正はやっていませんでした。)



抜歯してくれた歯医者さんもおっしゃたように、そのまま様子を見れば正常な位置に動いてくると思います。
それとは別に、前歯は本来上の歯が下の歯にかぶさっている状態が正しい噛み合わせですが、○○君は下の歯が前に出ていることが気になります。
と、斜めに生えている永久歯に関しては、2人の先生が同じように「乳歯が抜けてスペースができたので、正常な位置に動いてくると思う。」との見解でした。
ただ、息子の場合は下の歯が前に出てしまっているとのことで、マウスピース治療が始まりました。
斜めに生えた上の前歯乳歯の抜歯後、マウスピース治療を始め、約2週間ほどでまっすぐな前歯になりました。
きっと先生方がおっしゃるように、マウスピース治療をしなくても、自然に正常な位置に動いたのだと思いますが、マウスピース治療も相まって、まっすぐな前歯になって本当に安心しました。
ちなみに息子はマウスピース治療のおかげで、嚙み合わせに関しても、上の歯が下の歯にかぶさる正しい噛み合わせに改善しました。
息子の歯が改善した期間です。↓
【内容】 | 【期間】 |
斜めに生えた永久歯が正常な位置に納まった期間 | 約2週間 |
上の歯が下の歯にかぶさる状態になった期間 | 約6か月(※装着時間等により個人差あり) |
個人差があると思いますので、参考程度にしてくださいね。
【子どもの歯の生え変わりに関する体験談】おわりに
歯の生え変わりの時期に、乳歯の根が溶け切らず残ってしまう症例があることを、今回初めて知りました。
心配な際は、早めに歯医者さんへ相談することが子どもの歯並びや歯の健康を保つためにも大事なことですね。
わが家の息子の歯の生え変わりに関する体験談が、参考になれば幸いです。